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テーマ:旅のあれこれ(9947)
カテゴリ:奈良
日本の歴史で天皇家が支配的な実権を握った時代はほとんどありません。昔から天皇家は象徴的な存在であり生き神様で、歴史には天皇家を取り巻く支配層が存在しました。平安時代まで支配層は貴族ですが、どんなに平和な時代でも武力がない世の中はありません。今の寺院の印象からは想像できませんが、その武力を寺院が持っていた時代はどうも歴史教育から欠落しているように感じます。 宗教に精神支配された軍団が恐ろしい武力を発揮することは世界では今でも「常識」です。アルカイダなどと戦国時代以前の寺院勢力を比べることは適当ではありませんが、寺院の武力は織田信長が歴史を変えるまで日本でも強大な武力を持っていたことに間違いありません。事実、織田信長でさえも最後まで寺院勢力(一向)に勝つことができなかったのです。それなのになぜ日本には今、宗教による武力や暴力がほとんどないのか…。その探索が今回のテーマです。 奈良の興福寺が巨大勢力であったことは有名ですが、西の京にも大きな勢力がありました。薬師寺と唐招提寺を歩いてみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 4, 2009 07:27:43 AM
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