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カテゴリ:奈良
奈良に戻ります。平城京、へいじょうきょうは現在の読み方で、昔はこれで「なら京」と読んだ遷都1300年の古都、奈良の祭りは粛々と続いています。日本最古で最大の面積を誇った藤原京はわずか10数年で平城京に遷都します。その平城京も70年と少しで再び遷都します。 なぜ頻繁な遷都を行わなければいけなかったのか、政治的、宗教的な理由もあったのでしょうがそれについてはこちらのページでの議題ではありません。そこでエンジニアリング的に考えてみれば日本文化創世記、都市計画が不完全だったようです。平城京の最大の問題は下水道の不備のため、道路が汚水で覆われ汚物臭がひどく、不衛生のため病気がはやったようです。そんなところにはだれも住みたくないですよねぇ。 大規模すぎた事も理由のようで、藤原京、平城京、平安京とサイズダウンしていきます。平城京は70年続きましたのでかなり完成に近付いていたはず。最終的には平安京で完成に至ったのでしょう。この祭がおこなわれるのは平城京の東の端あたりになります。日本の人口が500万人ほどだった奈良時代、10万人を抱える平城京は大都市です。しかし女性よりも男性が病気に弱かったせいか人口は圧倒的に女性が多かったようです。ひどい時は2~3倍ほどの開きがあったようで…男性が貴重なため女性磨きには今以上に力が入っていたはずです。 お姫様はこの行列のようにうつむきがちではなく、今流行りの芸能人のようにセレブとして鼻高々で歩いていたかもしれません。奈良ではありませんが、京都で舞妓さんの格好をして歩けばお姫様の気分を体験できるかもしれません。女性の特権ですねぇ。私だったら坂本龍馬の服を着て歩いてみたい(恥ずかしいか…)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 26, 2010 07:21:16 AM
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