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カテゴリ:奈良
朱雀門から大極殿までは1キロ近くあり、今では殺風景な野原が広がります。見かけるのは時々走る近鉄電車くらい。しかし奈良時代はここが政治の中心地、多くの建造物が立ち並んでいたのでしょうね。 いまでも奈良時代から残る建造物はあります。法隆寺などがよい例です。それらの建設物から推測すると、当時の建造物は弥生時代とは大きく異なる、瓦まで使われた現代と比べても遜色ない木造建築だったのでしょう。出雲大社は長い間、日本の歴史の中で最も高層の木造建築であったと言われていますが、奈良時代より前に建てられているのです。奈良時代の建築技術は高度でもおかしくありません。 当時の朱雀門からの景色、多くの人と周辺の建造物で大極殿などは見えたとしても屋根の部分だけだったかもしれません。奈良の大仏を作る力を持っていた天皇家です。きっと多くの建造物が二つの建物の間を埋め尽くし、忙しく走り回る人たちであふれていたのではないかと想像してみます。 いろいろ、今回の地震の風景と重複する文章になってしまいました。まずは一人でも多くの人が救助され、安全と健康を確保され、それからみんなの助けを借りて一日でも早く以前以上に活気のある復興が進む事を祈願しております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 12, 2011 12:14:03 PM
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