|
カテゴリ:奈良
再生された平城京にも玉が並んでいます…がもちろんプラスチックか何かでしょう。輝きがかなり安っぽい(笑)王家を飾るには陳腐ですが、昔は本当の宝が飾られていたかもしれません。日本の歴史の大きな財産は正倉院だと感じています。校倉造の宝物庫は時代を乗り越えて宝物が保管されてきました。発掘品とは違い保存されてきたものです。ただし正倉院は本来、東大寺の倉庫なので天皇家の玉(装飾品)までは残っていません。 大極殿にあった玉座のレプリカはとてもよくできています。いろんな資料を元に再現されたのでしょう。天頂に輝く黄金の鳳凰はまさに天皇の荘厳さを感じさせてくれます。畳文化の日本における椅子、いえ畳文化だからこそ人より高い位置に座する椅子という存在で高貴に感じたのでは無いでしょうか。日本では今でも職級によって椅子を使い分ける会社が多くあります。私も入社した頃は「肘掛付きの椅子」が管理職を意味していました。今ではエルゴノミクスの観点からみんな同じ細かい調整が効く椅子に座っています。 玉、特にヒスイの勾玉は奈良時代以前にも使われていました。大量に見つかりますが銅鐸などと共に見つかることから高貴な職位の装飾品だったのでしょう。色や形やサイズが身分を表していたのかもしれません。もしくは今の勲章の様に当時の支配者、まだ天皇では無いかもしれませんが、例えば卑弥呼(日巫女)から授与されるものだったのかもしれません。 何人かが当時の服装を着ていましたが、全員奈良時代の服装を着て大極殿に上れば一段と当時の情景を味わえたのでは無いでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 19, 2011 08:29:35 AM
[奈良] カテゴリの最新記事
|