中国地方に住んでいた私には「盆地」という言葉に狭い土地という固定観念があります。奈良盆地は広い…。平城京から秋篠寺までは地図で見ると近いのですが、歩くと距離がありました。途中でバスかタクシーを利用したくなったほどですが、住宅街の道でタクシーは通っていないしバスもどの路線に乗ればよいかわからない。先に言っておけば帰りはバス停まで向かったのですが、バスの頻度が少なく結局歩きました。
そもそも「健康のため歩く事」を目的としているのに遠すぎると文句を言うこと自体に自己矛盾があるのです。愚痴を言わずに本題に戻ります。秋篠寺は大極殿の西にあります。近鉄の大和西大寺の駅を過ぎ、少々わかりづらい道を歩きます。どのガイドブックを見てもバスの利用を勧めています。しかし方向音痴の私がどうにか到着できたので大丈夫、歩けます。駅からは20分程度だったような記憶があります。平城京から駅までの距離が単調で長かったこと、駅の周りで少し方向を見失った事が遠く感じた原因かもしれません。
秋篠寺の歴史は古く、奈良時代、776年といいますから長岡京に遷都する(784年)の少し前ですね。Wikiによりますとどうもこのお寺も怨霊信仰と関係がありそうですが、そんな歴史の疑問を解きに来たわけではありません(笑)五木寛之さんの旅行記にこのお寺の伎芸天立像の美しさが説明されていました。仏像に全く興味がもてないのですが、本尊である薬師三尊像ではなく、こちらを選ばれていることに興味があり足を運んでみました。そんな話をしておきながら、当然のことですが仏像の写真はありません。
そこが私のBlogのよいところ、興味がありましたら「是非見に行ってください」(笑)さて私は何日か旅に出てきます。息子の卒業記念旅行です。週末に戻ります。