お天気のいい日曜日、お嬢に新しくぬいぐるみ干しと本棚の埃払いをやらせてみた。学校で掃除をちゃんとしているせいか、なかなか手際良くしていった。
その後も普段と全くかわらないまったりとした日曜日を過ごしていたのだが、何か忘れているようで、?????な気分。午後、買い物にでて、夕食の準備をしながら、ふと思い当たり、だんなに声をかけた。「ねぇ、うちらが披露パーティしたのって、10月16日じゃなかった?」…「そういやそうだねぇ」当時、いろいろとあって、入籍は5月1日にしていたものの、披露パーティーをして、一緒に暮らし始めたのは10月16日だったのだ。今日は17日だから、昨日はすっかり忘れていたことになる。10年もすぎるとそんなもんかな。「なにかする?」「いいんじゃない?」ごくごく普通に過ごす、それでいいじゃない。この先、何年一緒にいるのかねぇ。
思えば、私の両親は銀婚式を迎えずに父の死で終わった。20年少し、あっという間だったろう。この10年あっという間だったもの。それを思うと時間は限りのあるものだと痛いほど思う。あと数年で彼等の金婚式となる。おそろしいことに、その前の年は父の27回忌だ。そして金婚式の翌年は母の13回忌だ。過ぎた時間を思うと、これから先の時間のなんと儚いものか。儚い中であがいているだけなら、精いっぱいあがかねばと思う。私は生きているから。私の時間は動いているから。
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