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カテゴリ:写真機
dimageG600 キヤノン第一世代一眼レフRシリーズの最終機種CanonflexRMです。 ニコンFと同年に発売されたキャノフレックスシリーズは バヨネットマウント・完全自動詞絞り・外付け露出計など最新の機能に加え、 独創的なデザインにあふれる北欧の重戦車のようなカメラたちです。 CanonflexRMはセレン露出計をした最終機種で、 露出計を内蔵した分、かさ上げされた軍艦部にペンタが埋没するという 一度見たら忘れられないデザインに仕上がっています。 セレンのある背の高いボディは 一眼レフを飲み込んだCanon7といった感じですね。 またそれまでの底面のトリガ式巻上げから、 ボディに挟み込まれた巻上げノブに変更されています。 しかしニコンFが神話への階段を上っていたのに対し、 キャノフレックスはプロへの売り込みも失敗し、 営業的にも成功をおさめることなく カメラ史の裏道に迷い込んでしまいました。 賢いキヤノンはこのあと方向転換をはかり、 事実、このあと1964年に発売されるCanonFXは、 技術的に受け継がれたものは多いはずですが、 奇をてらうことの無い普通のカメラとなっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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