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カテゴリ:留学生村
日本語は狙われている × ~は食物通過を検知するため、およびあらゆる種類の胃食道逆流を評価するのに用いることができる新しい手技である。 日本語の発想で英語を書くと、「英語ではそんな言い方はしない」、「英語ではそんな語は使わない」と言われる。 自明のことである。 当然、「逆もまた真なり」のはずなのに、アメリカや英語にかぶれた人たちにはどうも「逆は必ずしも真ならず」であるらしい。 「英語で使われている語法なら何でも日本語のなかで使ってもかまわない」と思っているのだから始末に悪い。 いちばん性質の悪いのがandやorなどの接続詞である。英語のandがあるところ、何もかも「そして」や「および」、「、また」を使えるなんて思われたらたまったもんじゃない。 日本語は動子(動詞、形容詞の述語形)で終わる言語であり、連用形を使って文をつなぐことができるようになっている。その原則が、こういうたちの悪い「および」や「また」によって崩されようとしている。 ○ ~は食物通過を検知したり、あらゆる種類の胃食道逆流を評価するのに用いることができる新しい手技である。 この「~したり」が学術文献の品位にかかわるというのであれば、単に「~し、」にすればよい。 ○ ~は食物通過を検知し、あらゆる種類の胃食道逆流を評価するのに用いることができる新しい手技である。 それで物足りないというのであれば、もっと別の手がある。 ○ ~は食物通過の検知にも、あらゆる種類の胃食道逆流の評価にも用いることができる新しい手技である。 このほかにも方法はあろう。英語のandと見まがうような「および」を使わなければならない理由などどこにもない。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.13 10:03:58
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