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fm GIG 『ムーンライトブレイクちゅ~ズ♪デー』(毎週火曜夜9時?11時)の人気コーナー『正しい日本語の使い方講座』。
このコーナーでは、正しい(?)日本語の使い方を例文を使って勉強をしていきます。 今回は数週分をまとめて僕の作品をアップしました。 ☆『死にたい奴から前に出ろ!』の正しい使用例☆ 生徒A「先生!今日の『正しい日本語の使い方』の使用例ができません! それって、使うのにいろいろ問題があると思いまーす! もしかしたらPTAから苦情が来るかもしれません!」 先生 「みんな、もっと映画やテレビや舞台を観て、セリフというものを勉強しなさい」 生徒B「はーい、先生!」 先生 「なんですか?」 生徒B「映画といえば、最近、映画館で2時間も3時間もジっと座っているのがツライです。 お尻に肉がないので、長時間座っていると痛くなって‥‥。 そのままだと、病(やまい)ダレに寺と書くあの文字になっちゃうかも、って思って 映画の途中で座る位置をちょっと前にズラしたりしてまーす」 先生 「え?‥‥だから、それが何なの?」 生徒B 「‥‥“シリ痛いヤツから前に出ろ”」 ☆『忘れないで』の正しい使用例☆ 女 「ごめん、楽譜忘れてきちゃったぁ。見せてくれる」 男 「こらっ玉田、練習に入ったら私語はつつしめ! それに、遅刻したうえに楽譜を忘れてくるなんて、弛んでるぞ!」 女 「すみませんでした」 男 「いいか、みんな。演奏会まで、もうあまり時間がないんだ。練習に集中してくれ! ‥‥じゃあ、今日は第三楽章のアンダンテ・カンタービレから。 本来、アンダンテは歩くようにゆっくりと、カンタービレは歌うようにという意味だけど、 第四楽章フィナーレの前でのんびりした音を聴かせたら、客席は寝ちゃうから、 ここは少しテンポをあげていくよ。 オーボエは入るきっかけを逃さないで。コントラバスもしっかりついて来て。 じゃあ、いこうか!」 ♪~(オケ練習の間) 女 「(ひとりごと)やっぱ冬木先輩かっこいいなぁ。 さっそうと指揮棒を振る姿を見てると、つい演奏を忘れて見とれちゃいそう。 何かいつも怒られてばかりだけど、冬木先輩になら、また頑張ろうって気になるなぁ。 冬木先輩と一緒のオケで演奏ができるなんて幸せぇ。 って、あれ?‥‥あっ‥‥せ、先輩‥‥」 男 「‥‥うん、その感じを忘れずに。 時間の関係で部分的にしか練習できないけど、つねに作品の全体像を頭に描いて演奏することを忘れずに。 いい感じで、オケがしまってきたから、この調子で演奏会まで気持ちを引きしめていこう。 ‥‥ん? 玉田、なにポカンと口をあけてんだ? どうかしたか?」 女 「えっ‥‥あ、あの‥‥いえ、す、すみません。 (ひとりごと)先輩、もっと他に口を“あけてる”ものがあるんですよぉ。 他に“しめる”ものがあるでしょう? 気づいてくださいよぉ! ズボンのチャック、全開なんですよぉ。 演奏会の時は、お願いだから、どうか“忘れないで”」 ☆『おめでとう』の正しい使用例☆ 女の子「ただいま~」 母 「おかえり~。早かったわねぇ。 なんか誕生日のプレゼントがいっぱい届いてるわよ」 女の子「え、プレゼント? どこ、どこ?」 母 「『オメデトウ、オメデトウ』って、うるさいから、あんたの部屋に押し込んでおいたわよ」 女の子「え‥‥うるさい?」 バタンッ(部屋の入る) 九官鳥「オメデトウ、オメデトウ‥‥」 女の子「き、九官鳥? 誰、こんなの贈ってきたの!?」 オウム「オメデトウ、オメデトウ‥‥」 女の子「え~っ!? オウムまでいるぅ!!」 九官鳥「(うるさく)オメデトウ、オメデトウ‥‥」 オウム「(うるさく)オメデトウ、オメデトウ‥‥」 女の子「ほんま、うるさくてかなわんわぁ。こんなうるさいの贈られても迷惑やわぁ! お母さ~ん! いくら私へのプレゼントだからって、何でもかんでも私の部屋に押し込まんといてぇ!」 ガタッ(押入れからの音) 女の子「い、今、押し入れの中から音がしたわよね。‥‥な、何かいるの?」 ガラッ(そっと押入れをあける) 女の子「きゃっ! だ、誰っ!? お、お母さ~ん、男の人がいるぅ! って‥‥その格好は‥‥配達の人?」 男 「あ、ええと‥‥オ、オメデトウ、“オメデトウ”」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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