カテゴリ:SLに関すること
![]() 磐越西線SL「ばんえつ物語」の主役であるC57-180蒸気機関車が、2006年10月22日の運行を最後に、今年の全運行予定を終了して全般検査のためにリタイヤしました。 残された11月26日までの毎週土曜・日曜の「ばんえつ物語」号の機関車の代役として、DD51-895とDD53-2とD51-498が夫々担当することになり、10月28日より先陣としてDD51-895が運転開始されました。引き続き、11月3~5日にDD53-2が大変な鉄道ファンの前で大変貴重な旅客列車牽きの姿を披露してくれました。DD53型ディーゼル機関車は三台製造された大型除雪用機関車で、現在は今回のDD53-2のみが現役活躍している機関車です。除雪専用機関車として豪雪路線の上越線・信越線などの除雪任務を担当しているために、 DD53単体で列車を牽引することはなく、特に旅客列車を牽引して営業運転するのは最初で最後の機会と言うことで、全国各地から多数の鉄道ファンがDD53の勇姿を脳裏に焼き付けるべく、 参集して堪能していたようでした。 上部掲示の画像は、2005年11月12日新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現、阿賀町)新渡地区の向沢橋梁でのC57-180「ばんえつ物語」号の勇姿です。この場所は緩やかな下り勾配区間であるため、殆ど無煙状態の画像となりました。 ![]() 今回のDD51「ばんえつ物語」の画像と昨年のC57「ばんえつ物語」の画像との違いは、機関車が違う他は殆ど同じ物となっています。静止画像を御覧になると、その様に思えるでしょう! しかしビデオでの画像では大違いで、DD51の機械的走行音に対してC57の場合には蒸気吐息音が遥か彼方から聞けてきて、接近してくる緊迫感が感じられるのです。さらに、収録時には燃焼石炭の煙の匂いが列車通過後に余韻を残してくれるのです。 結果としてDL機関車の「ばんえつ物語」号収録後には、物足りなさが残り通過時の重油燃焼臭が 味気なさを感じさせていました。 やはり私には、SL以外の列車には充足感を抱いて没頭する事が出来ないのだと痛感した訳で、 今や貴重な文化遺産たる復活したSLの勇姿を、限られた機会に出来るだけ多く記録保存したいと 思うのでした。 2006年の磐越西線に残されたSL運転は、11月25~26日に新津駅と会津若松駅間で、夫々片道運転される機会が残されているだけであります。 私の2006年SL収録紀行の最後を、D51-498「ばんえつ物語」で閉めたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.11.07 12:46:29
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