夢見るタナゴと仲間達

先日の青物釣りでの出来事です。

私達が釣り場に着いたのは昼過ぎで、釣り場はすでに沢山の釣り人で賑わっていました。
そして我が家がサバを揚げて一息ついた頃、右側１０m位先から大きな声で騒ぐ声がしてきました。
見た感じ２０才前後に見える若い男の子３人組で特に一人の男の子が何かと大騒ぎというのか、はしゃいでいる状態。
釣り場の状況によっては、「うるさい」と怒鳴られそうな程です

青物はポツポツ釣れている状況の中、その男の子達に魚が掛かると「釣れたのマジ」「すげぇー」と大騒ぎ。
よっぽど嬉しかったのだと思うけど、釣れる度に大声で叫び煩いので、ちょっとウンザリです
そんな中、今度は左側５ｍ位先の人の投げた仕掛けが海面近くを飛んでいたカモメに命中
釣り針はカモメに引っ掛かり、悲痛な声で鳴くカモメ・・・
あまりにも可哀相で、見ているのも辛かったです

カモメを釣ってしまった人は夫婦で来ている人で、旦那さんがカモメを釣り上げている間に奥さんが大きな網を準備していましたが、どうもモタモタしてしまっていたし、やっとカモメを近くに引いてきてもなかなか手が出せずに動けない。
周りの人も心配そうに見ているけど、なかなか行動に移せない。（私も）
そこで飛んできたのは先ほどまで騒ぎまくっていた、あの特に煩い男の子
一生懸命手伝って、網で捕まえたカモメを優しく抱いて、その後手を放すとカモメは大空に元気に飛んで行きました。
男の子は「良かった～」という感じで笑顔

それを見ていた私、「何だ、いい奴なんだ」と何だか心がほっこりとなりました

その男の子は見た感じ、真面目そうに見える感じではないけど、心はとてもピュアで優しいのかも知れません。
それに、何かあった時にこうして行動に移せる事も偉いと思う。
自分も含め、出来ない大人は多い。
何だか、考えさせられる出来事でした



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