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カテゴリ:あ行の作家さん
6月28日(日)
『迷いと決断』 出井伸之著 迷いと決断 こんばんは。Kentです。 今日読んだのは、元ソニーの著者で、超有名経営者で あった著者が、ソニー引退後にソニーについて語ったもの。 この本はリアル書店で新書チェックをしている時に気に なり読みました。 そういうちょっとした出逢いで良書とめぐり合えるのは 本読みとして本当に幸せなこと。やはりリアル書店チェ ックも欠かせません!! 読書の目的:「プロフェッショナル経営者」の決断を学ぶ。 読書の目標:出井さんの決断に至る思考を最低2つ学ぶ。 目標T\:1.25T\ →実際にかかったT\:1.5T\ (目標+0.25T\) ※T\とはTIME×YENの略であり1T\は1時間である。 目次 第1章 「CEO出井伸之」のできるまで 第2章 「生存率50%以下」の会社 第3章 手探りのコーポレート・ガバナンス 第4章 AV/IT路線とコンバージェンス戦略 第5章 CEOの孤独 第6章 やり残したこと 第7章 新しい夢と出発 感想: ソニー初のプロフェッショナル経営者として社長に 就任した著者。それまでの井深さん、盛田さんという 有名経営者は創業者世代。 この本を読んでプロフェッショナル経営者の孤独と 苦労を知ることができたこと一つをとっても読んだ 価値があるというものです。 実はこの本を読む前に「ソニーも最近元気ないよね」 という上から目線から読み始めた自分がいたことは 否めません。 しかしながらソニーをはじめとする超大企業の経営の 難しさを知り、結果論だけで物をいうことを自分に 戒めようと思います。 ただ一つ思うのは将来の評価がどうなるかはわかり ませんが、これだけのビジョンと見識を持った出井さん が名経営者であったことは間違いありません。 気になったポイント: ★一般的には、最も進んだ技術は軍事用や業務用に開発 されています。ソニーのターゲットはコンスーマー (消費者)ですから、ノーベル賞級の技術は必要ありま せん。 ★垂直産業と水平産業 ★時の経過と技術の進歩を無視した過去への責任の押し付け。 そんな見方に立っていては、決して人の信頼は生まれません。 いま自分のやろうとしていることも10年後には否定される かもしれない、という謙虚さは持っていてしかるべきでしょう。 ★ゴルフでいえばシングル級のテクニックとノウハウを持った “睡眠シングル”であること。CEOを務めるためには、それが 絶対不可欠の条件です。 著者紹介: 出井伸之 1937(昭和12)年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。 60年にソニー入社。95年に社長就任。99年よりCEO(最高経 営責任者)を兼務。 2000年、会長兼CEO。2005年に退任。 2006年、クオンタムリープ株式会社を設立し、代表取締役 に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されて いたものです) まとめると: <ソニー初のプロフェッショナル経営者の軌跡> ↓ポチっとお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.28 18:00:38
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