2009年11月15日(日)
書評:『パスファインダー』 大前研一著
レビュープラスより献本御礼!!
こんばんは。Kentです。
今回ほど献本を頂くのが嬉しいこともそうそうない
かもしれません。私は筋金入りの大前研一さんのファン。
読書の目的:知の巨人の言葉から学ぶ
読書の目標:自分の生活に活かそうよ
目標T\:1.00T¥ → 実際のT\:1.00T\
※T\とはTIME×YENの略であり1T\は1時間である。
目次:
第1章 教育論
第2章 日本の若者への伝言
第3章 「親」論
第4章 こんな大学を創らなければ日本に未来はない
第5章 「大学生で大学作ろう委員会」メンバーの生の声を聞く
感想:
大前研一さんは間違いなく『知の巨人』です。
例えば「新・資本論」「企業参謀」「大前流心理経済学」
などは普通の人間であれば一冊書けるかどうかのもの
凄いクォリティの高さであると思います。
私のブログでも何冊も紹介させて頂いていますが、大前
さんの本を読んだ方が良いものではなくて、読まなければ
ならないものだと思います。
そして本書はそんな大前さんのエッセンスをぎゅーっと
絞り込んだ劇薬(良い意味で)のような一冊です。
大前研一通信にて発表した言葉を目次のテーマに沿って
抜粋していますが、恐るべきはその発表年度と内容です。
例えば、
《確かに、ビジネスの標準的なフレームワークを知っている
必要はあるでしょう。しかし、問題はいかにしてそれを
突き破るかです。教えられたフレームワークを後生大事に
しているようではいけません。ましてやそれを後生大事に
しているようではいけません。ましてやそれを後生大事に
して、全てを学習したフレームワークで説明していたら、
頭がフリーズしてしまいます。我々に必要なものは、
固定観念を突き破るための勇気とビジョンなのです。
(SAFETY JAPAN 2005/11/18日経BP社 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/)》
この内容を2005年に発表していたなんて・・・
何て恐ろしい人なのでしょう・・・
勿論、これは勝間和代さんが出て、所謂フレームワークの
ブームが来たこと。その前にもっと先について語っている
大前さんの凄さについて私の思うところです。
・自分の人生を見つめるも良し
・子育てについて考えるもよし
・これからの日本に思いを寄せるも良し
人それぞれに受け取り方は様々だと思いますが、何らか
の気付きを得られるはずです。
是非読んでもらいたい一冊です。
気になったポイント:
★ありすぎて選べない。
著者紹介:
大前研一(おおまえ・けんいち)
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大
学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大
学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子
力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッ
キンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、
日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。
以後も世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのア
ドバイザーとして幅広く活躍するとともに、「ボーダレス経済
学」と「地域国家論」の提唱者としてグローバルな視点と大胆
な発想で活発な提言を行っている。2005年には日本初の遠隔教
育による経営大学院「ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学院
大学」を設立し、学長に就任。日本の将来を担う人材の育成に
力を注いでいる。
※この記事はアメブロでもアップしています。
まとめると:
<まあとにかく読め!!>