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たんぽぽ730

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Aug 10, 2015
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カテゴリ:登山
8月9日(日)・10日(月)で主人と北岳・間ノ岳縦走に挑戦してきた。

1日目
広河原登山口(6:10)・・・分岐(6:35)・・・<大樺沢経由>・・・二俣(8:10~8:25)
・・・<右俣コース>・・・小太郎尾根(10:15)・・・肩の小屋(10:45~11:05)・・・
山頂(12:00~12:30)・・・北岳山荘(13:30)

2日目
北岳山荘(4:50)・・・白根山(5:30)・・・間ノ岳(6:30~6:45)・・・
北岳山荘(8:20~9:00)・・・八本歯のコル(10:10)・・・<左俣コース>
・・・二俣(11:30~12:00)・・・分岐(13:20)・・・広河原登山口(13:35) 


8月8日(土)

早朝に芦安駐車場で乗り合いタクシーをゲットするために、
芦安温泉に宿泊。
早々に布団に入ったが、お茶の飲み過ぎか、ワクワクしすぎか、
主人も私もなかなか寝付けず、しかも12時には目が覚めてしまった。

8月9日(日)

「もう、起きよう。」
3時に宿を出て、芦安駐車場へ。
タクシー乗り場のある第2駐車場に止めることができた。ラッキー!
車中でしばし仮眠を取り(宿の布団よりよく眠れたトホホッ)、
5:10発の乗り合いタクシーで広河原登山口に向かう。

日曜日からの登山なので、行列することはなく、
適当に人もいてちょうど良かった。
登り始めると間もなく目指す北岳山頂方面が見えて来て、ワクワクする。

山頂を望む.jpg

大樺沢沿いを二俣までグイグイ登ると、雪渓が見える。
左俣コースを行く場合、7月頃はあの雪渓を登っていくらしいが、
今は上には上がれず、脇の岩がゴロゴロした道を登っていく。

大樺沢kara.jpg

我らは右俣コースなので、雪渓に辿り着く前に右折した。
急な登りを約2時間の右俣コースはきついかと思ったが、
草原や花畑や白樺林が交互に現れて、大変だった覚えがないくらい。
素敵なコースだった。

右俣コース.jpg

尾根道に出ると、遠く近く、山々が見える。
以前に登った仙丈岳、隣に甲斐駒ヶ岳。その後ろに八ヶ岳。そして、富士山。
まだ、山に余り詳しくない私には余り馴染みのない鳳凰三山。
青空に聳える山々を堪能しながら、肩の小屋着。
ここで、持参したお結びでお昼ご飯に。

山頂が近づくと左方向からガスが出始めた。
北岳山頂着!我ながらスゴイ!
ひ弱なおばさんの私が、日本で2番目に高い北岳山頂に立っているんだ。
山頂からの展望はなかったけど、さっきまでいっぱい見たから満足。

山頂.jpg

山頂から北岳山荘に下る道でも、崖下に向かってお花畑が広がっていた。
この黄色は、シナノキンバイかな?

花畑.jpg

ナデシコ、トリカブト、イワギキョウ、ウスユキソウ、色々。

花畑2.jpg

本当に大満足で1日目を終わろうとしていた・・・が。
山荘に近づくに連れ、頭痛が・・・まさか、これは。
呼吸も意識してしっかりし、水分補給も頑張った、これは高山病ではないぞと言い聞かせ、
着いてすぐに寝ると良くないと聞くので、眠り込まないように横になって休んでいた。
(後で聞いたところによると、横になるのも良くないらしい。)
夕食後、頭痛と吐き気に見舞われ、山荘の向かいにある昭和大学診療所のドアを叩いた。
血液中の酸素濃度が88で、やっぱり少なかった。
点滴をして頂き、頭痛と吐き気が収まった。
診て頂いている間も、山小屋のことなどをたくさん気さくに話してくれて、
リラックスできた。
先生と大学生の皆さん、本当にお世話になりました。

8月11日(月)

自然に起きるまで寝ていることにしたが、周りの物音で4時には起床。
万全とは言えないが、体調もかなり回復した。
本当に診療所の方々のお陰だ。

外に出てみると、辺りは薄明るくなり、テント場の向こうに富士山。

テント場と富士山.jpg

予定通り、間ノ岳を往復することにした。
途中の中白峰山手前でご来光を見た。
うっすらとピンクに染まった富士山。
何とも言えずきれいで、体調不良も吹っ飛んだ!

朝焼けと富士山.jpg

間ノ岳までの道のりは思ったよりも長く、
と言うか、コースタイム通りなのだが偽ピークに惑わされた。
北岳と間ノ岳はともに百名山なので、山荘に荷物を置いてピストンする人がかなりいた。

間ノ岳山頂から、それぞれに富士山を撮影していた。
三脚を抱えて撮影に挑もうとしている人・・・タイトル『富士を撮る』(笑)

富士を撮る.jpg

間ノ岳から、北岳山頂方向を眺めながら山荘に帰った。

北岳を振り返る.jpg

山荘に戻って、頂いたお弁当で朝食を済ませてから、下山開始。
下りは北岳山頂を巻いて八本歯のコルへ降りる。
どこもかしこもお花畑♪
花たちと富士山をパチリ。富士山はどう撮っても絵になる。

花と富士山.jpg

巻き道は、岩伝いだったり、長いハシゴがあったり、スリル満点だった。
登りでこのコースを使うと、大樺沢沿いに急傾斜を登った後、急なハシゴの連続できついだろうな。

八本歯のコルへの道.jpg

ハシゴが終わってから沢沿いの岩道を下るのが大変だった。
二俣まで来ると、渓流の音や流れ込む滝の姿を楽しみながら楽しく歩けた。
広河原登山口に戻って、北岳に登ったんだという感動がこみ上げてきた。





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Last updated  Aug 19, 2015 07:37:31 PM
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