京阪電気鉄道 大和田駅の周辺(願得寺)
先日、京阪電気鉄道の古川橋駅にちなんで「古川橋」のご紹介をしましたが、その橋の西側に、「願得寺前」というバス停があります。「願得寺前」バス停願得寺(がんとくじ)は、このバス停の北側にあります。光明山願得寺願得寺は、浄土真宗大谷派(東本願寺派)のお寺で、もともとは、本願寺第8世・蓮如上人(れんにょしょうにん)が文明10年(1478年)に真宗布教のための道場として「古橋御坊」を建てたのが始まりと言われています。永禄年間(1558年~1570年)に、実悟僧都(じつご・そうず。「実悟」は蓮如上人の第10男の名前。「僧都」とは僧の位のひとつで、「僧正」の下)の手によって、願得寺となりました。山門と境内のクスノキ玄関・客間・書院・太鼓楼は国の登録有形文化財に、また、本堂・鐘楼・山門は府文化財に指定されています。壁に掲げられた説明山門横にあった杭山門横に、「古橋小学校発祥地」「幣原兄弟墓所」と読める杭を見つけました。裏側には「門真市教育委員会」と書いてあります。幣原兄弟の墓所なんですね。「古橋小学校」について調べてみると、明治5年(1872年)に建てられた「河内国第九区郷学分校」(1875年に「古橋小学校」に改称)、現在の「大和田小学校」のことのようです。1909年に、南に1キロ近く離れた現在地に移転したとのことです。初めは願得寺のすぐ北側にある「古川橋小学校」のことかと思ったのですが、こちらは1965年の開校だということです。