草履を頂いた!!
先日、銀行の待合室で順番を待っていたら、見知らぬ方から話しかけられた。私が毎日着物を着ているのを好ましく思ってくれていたらしい。で、自分が亡くなったらおそらく捨てられてしまうだろうから、草履を貰ってくれないかと言われたのだ。私より年上だろうが、70才にはなっていないだろうその方のご厚意に甘えて、有難く頂戴した。 足が大きい私は、義母の草履も手直しが必要なのだが、頂いたのは丁度良かった。 ブログを書きだした10年前は着物関連の話題が多く、普段着物愛好家の方のコメントもたくさん頂いた中で、「普段着物には下駄よね~」とのご意見に従って2年前まで下駄を履いていた。確かに下駄は軽いし鼻緒も柔らかくて履きやすかったのだが、さすがに毎日片道10分のスーパーまで歩いていると、1年で1足履きつぶす。浴衣用に最低2足は置いておきたいし、2年前からは草履に履き替えた。やはりこれも1年で1足ダメにしてしまい、昨年10月に下ろした草履に至っては4月上旬には接着剤で貼り付けて凌ぐ有様。 長年、箪笥の肥やしならぬ下駄箱の肥やしになっていた合皮の草履は、下駄よりも劣化が激しいのだろう。特に歩き方の悪い私のもとへやってきたこの草履たち、気の毒だがすぐにお役御免になるかもしれない。ただ、履かれることなく捨てられるよりは良いと諦めてね。