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![]() 5月18日、金曜日。 早朝、朝風呂に入った。 職場に着いてから、5km走った。 私は今の所、平日は「水曜日」・「金曜日」の早朝に走ることにしている。 私の職場の運動場は5・6年計6クラスが3階から、1年3クラスは1階から見えるようになっている。 1年の教室からだと平面的だし、1年生は視野が狭いのでほとんど気づかれてはいないと思うが、走っている姿は5・6年からは丸見えである。 3階の窓から声がかかった。6年生の女子である。 「○○先生、今何周目?」 「15周が終わったところ」 英語かるたのCDを聞いていた私は、イヤホンを外して聞き返してから答えた。 次は2階の踊り場から。 今度は5年生の女子。 「19周目に入るところ」 ちょうど、20周目に差し掛かった時、5年の男子が2、3人私と一緒に走り出した。私もペースアップした。ぎりぎり付いてこれるペースまで上げた。1人は200mまでついてきた。1周につき250mのコースを考え走っている。 ラスト1周・・・・50秒。 60秒で走るつもりだったが、子ども達のおかげで50秒で走れた。 職場は替ったが、前々任校も同じく1周250mのコースを取っていた。ただし、鋭角で取っているカーブがあったので、今の職場より走りにくかった。 それでも、当時は40代前半の若さ。 ラスト1周(250m)は36秒台で走ることができた。 今はそんなスピードはでないけど、せめて42秒は切りたいと考えている。 鉄棒をしていた3年の女の子が5、6人声をかけてきた。 6年生の女子が、 「先生連続前回りできる?」 やってみた。後少し。できなかった。 もう1回挑戦。やっぱり後少し。できなかった。 「5月中にできるようになっておくよ」 いつの間にかできなくなっている。 体はどんどんと衰えていっている。きっと頭もそうなんだ。 前々任校では、雨の日以外私は毎日走っていた。雨の日も体育館を走ることが多かった。 下足室が運動場に面していたので、全校児童が私の走る姿を見ていた。 前々任校を出て5年目。今の学校に勤務していた時のこと。 視聴覚の出張で前々任校に行くことがあった。校舎内の階段を2階に上がろうとしたとき、帰宅しようとする6年の女子8人ほどに会った。 すると、 「○○先生!!」 「○○先生!!」 終いには 「○○△△先生!!!」 と私のフルネームを言う子が現れた。 「どうして名前を知ってるの?」 と聞いてみた。 「だって、先生、毎日走ってたもん」 当時、彼女たちは1年生。 私の走っている姿が、強烈に焼き付いていたのだろう。 《子どもの前で走ることは、大きな教育になる》 私は、そう確信している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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