今日も明日もきっとため息～ 帰ってきたタウシャン＠トルコ

トルコ・メディアの、日本に関する報道にヒジョーに敏感なタウシャンです。

だってねー、

「本場アメリカ・ホットドック早食い競争で優勝！日本人の〇〇くん！」

とか

「マグニチュード7以上の地震なのに死者が出ません！すごいです！」

とか

「成人男性向けのムチムチひざまくらが発売、爆発的な売れ行きです！」

とか、そんなのばっか。

なので、週末のサバー・ガゼテシ（トルコの「朝日・読売・毎日」のひとつ）の
日曜版・見開き2頁ブチ抜きで特集：

『ファトサ（黒海地方オルドゥ県ファトサ市）人の第二の祖国・日本』

これ見たとき、飲んでたチャイ、噴き出したね、マジで。

ラクンも普段はヒュリエット読んでるくせに、こーいう時に限って
なぜサバー買うかね？

見開き２頁の大特集だから読まんとあかん、と思って読んだんだけどね。

日本に渡るトルコ人は黒海人が多い、とは聞いていたけど、この記事
どこまで信憑性があるのか知らんが　←だってトルコの新聞だもーん
日本に住んでる7000人トルコジンのうちの半分が、ファトサのひとらしい。
（もちろん殆どが不法滞在・・・）
で、もちろんオルドゥのファトサを歩けば、「袖振り合うも他生の縁」じゃないけど
「ジャポンの縁」状態で、みーーーんな何かしら日本と関わってる。

で、新聞記事には日本に出稼ぎに行ったファトサ人の体験談がいくつか
書かれているのだが・・・

・・・はっきり申し上げちゃうけど・・・

・・・読んでて、すっげー気分悪い・・・　←これはきっとワタクシがジャポンだから。
（もしファトサ人の配偶者もちの方が読んでらしたらゴメンなさい・・・）

これ新聞2頁の特集だから、つぶさに訳して載せるってわけにはいかんのだけど；

ファトサの人たちはたいてい名古屋あたりで車やビルの解体作業についているらしい。
この仕事で35万円/月稼いでいるらしい。　←いいなー・・・
トルコジンはビザなしで３ヶ月滞在できる。　←それは観光だ！労働じゃないぞ！
オーバーステイしてみっかっちゃったら国外退去、指紋取られて向こう5年は
（名前を変えて別人を装わない限り）再入国不可だそうだ。

そんなわけで、ファトサ人は日本で（不法）滞在するため、わざわざトルコの
憲法裁判所に行って名前を変えたり（トルコの裁判所、なぜそんなこと許すのだろうか？）、
日本人女性と（偽装）結婚したり故郷にはもう戻らず永住の覚悟を決めたりしてるわけだが。

ワタクシ的には、日本で日本人のやりたがらない3Ｋの仕事でお金を稼ぐことには
全然異論はないし、ビザの申請はちゃんと雇用主がしてあげないといけないわけで、
そのしわよせが日本女性を利用（それも結婚という手口で）することに繋がってるのか
と思うと、やっぱり許せないのです。
トルコ人だけでなく、鎖国同様の日本政府・ビザ申請してあげない雇用主もね。

ワタクシ、日本の規則よく知らないんですが、配偶者ビザ取ったら、労働許可
取らなくても好きなところで働けるんですか？
トルコなんてね、トルコジンの配偶者がいたって、ちゃんと労働許可取らないと
働けないんですよ！←これもなんかおかしな話だが・・・

で、新聞にあるひとの例が載ってたんだけど、トルコに妻と子供がいるのにも
かかわらず、日本に合法的に滞在するためにトルコの妻と形式上離婚をし、
50才の日本人女性と愛のない結婚（偽装結婚）をした、とか書いてあったけど・・・
ほんとにその50才の女性は人助け？のために結婚してあげたのだろうか・・・？
↑　だましてんじゃ、ないだろーなー・・・？
そしてトルコの妻は子供たちには、お父さんのことをなんて説明してるんだろう？
↑　教育上・道徳上問題はないのか？！これがもし22才の女性と偽装結婚、
　　とか説明されたら、妻は絶対納得しないだろ？

ああ、なんだか読むのがイヤになってきたわ。
とりあえず今日はここまで。

気が向いたら明日続きます。