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カテゴリ:仕事
顧問先のひとつが、商売をやめることになった・・・。 お客さんが無くなるっていうのは、さみしいことかもしれないが、今回は、本当によかった。 というのも、ここ数年来、このお客さんには、「事業の廃止」を勧めていたからです。 詳しくは書けないですが、かなり斜陽な業種でもあり、ビジネスモデルとして、儲けを出すのは非常に苦しいものでもありました。 商売を続けていく限り、キャッシュフローは悪くなり、生活費がとれるどころか、蓄えも底をつくような状態。 しかも、金融機関からの借り入れもありました。 八方ふさがりの中、その経営者は、やっと重い腰をあげて、事業廃止の決断をしました。これからの再就職先を探すことも大変だとは思いますが、続けているよりも状況はいいわけですから、消極的にですが、良かった・・・と思っています。 商売を始める時は、当たり前のことかもしれないけど、やめる時のことなんか考えていないハズです。 始める時よりもやめる時の方が難しい。要するに、「撤退のタイミング」が難しいのです。 中小零細企業は、ほんのちょっとした変化に経営が大きく左右されます。 気づいた時には、すでに手遅れとならないように、感覚を研ぎ澄まさなければなりません。 「勝ち逃げ」でいいと思うのです。 儲けたら、やめてしまって、また新たな波を探す・・・そんな感覚も経営者には必要かなと・・・。
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Last updated
2007.09.21 12:56:09
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