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カテゴリ:税金
10月も半分が過ぎてしまった。 あんなに暑かった夏のことも、忘れてきました。 11月から来年の3月にかけては、税理士事務所は、何かと忙しくなる。 9月決算の申告に、年末調整、法定調書の作成、個人の確定申告などなど・・・。 常に前倒しで仕事を考えると、年末調整はもちろん、個人の申告のことも考えていかなくてはいけない。 個人の申告で、うちが、一番多いのは、不動産所得。 不動産所得とは、貸しアパートや貸しマンション、貸し駐車場などの貸し付けによる収入です。 不動産所得がある方の申告は、通常年一回の場合が多いのではないでしょうか。 うちが関与している方の、ほとんどすべてと言ってもいいくらい、年の中途で所得計算などしません。申告の時期にだけ、所得の計算をします。 だから、いつも感じることは、普段から所得計算なんてしないから、申告の時に、税額を計算し、報告すると、その税額に驚かれることも多いと・・・。 予想以上に納める税金が多かったり、または、逆に、思っていた以上に、税金が少なかったりってことが起こってしまう。 アパート1棟程度の貸し付けならば、所得もそれほどの増減はないですから、年一回の申告時だけの税額計算でよいかもしれません。 しかし、なかには、貸家だけでも5~10棟もお持ちの方もおられる。そういう方は、固定資産税だけでも、年間数百万ってこともあるでしょう。 不動産管理会社からの月次報告書も、たとえ見たとしても、眺める程度で、空室率が改善したのか否か、なんて見ていないのではないでしょうか。 だいたい例年と同じくらいだろうと、そのほとんどを不動産管理会社に任せきり・・・。 だから、申告の時に税額をはじめて算出して、驚かれるわけだ。 貸家の貸付も立派な事業、商売なわけですから、空室率がここ最近、改善されていないのであれば、管理会社に現状を尋ねたり、広告の依頼をしてもよいようなものだけど、誰も何もしていないのが現状でしょう。 税金も同じく、会社経営と同じように、税額がかなり多くなるようであれば、再投資するとか、場合によっては、不動産管理会社を作るとか、対策が必要です。 それには、年の中途で所得計算が必要となってきます。 年一回だけでなく、せめて3か月ごとくらいに所得計算をしてみると、納税の準備や節税っていうことも考えられるかもしれませんよ。
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Last updated
2007.10.17 13:08:02
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