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カテゴリ:仕事
先日、先輩税理士先生とお話しする機会があった。 前にも書いたことがあるが、税理士が数人集まれば、「お付き合いをやめたい、こんなお客がいるんだけどさあ・・・」なんて話になる。 皆口をそろえて、「こんな客は嫌だ!」というのは、ご多分にもれず、脱税志向の強いお客さん・・・。 話を聞いていて、こういう方には共通点がある。 とにかく押しの強い人で、何かにつけ無理を言ってくる。ブログという性質上、誰が読んでいるか分からないので、あまり具体的なことは書かないようにしてますので、つまらないですが、とにかく、誤魔化そうとする人は1回会えば、たいてい分かります・・・っていうのが、先輩先生の結論。 私も同感です。 なんていうのか、そういう人にとっては、結局、財務内容だとか税金だとか、そんなものはどうでもよくて、いかに銀行からお金を引き出させ、そして、なるべく税金は納めたくない・・・ということなんでしょうね。 だから、毎月税理士が訪問して、試算表を作成し、それについての説明・・・なんて聞いているようで聞いていない。 税理士なんて、税金さえ計算してくれて、なおかつ、その額を少なくしてくれればいいと・・・。 だから、毎月なんて来なくていいから、うまいことやってくれ!先生に任せるから!なんて言うのです。 そして、場当たり的に「融資を受けたいから、通りやすい決算内容にしてくれ!」と意味のわからないことをおっしゃることも・・・。 お化粧しろ!・・・ってことですか? それと、税額に文句をいう人。 こういった人も共通点があります。 税理士報酬をケチり、年一回だけ税理士に決算書と申告書の作成を依頼するタイプの人に多い。(もちろん、年一回だけのお客さんが全員そうだというわけではないですよ。) 期中で損益がどうなっているのか把握していないもんだから、予想外に利益が出ていることがよくある。 で、税額もビックリするような金額になっちゃったり。 お金が残っていないのに、なぜこんなに税金を納めなければならないんだ!なんてお怒りになる。 原因は、いろいろあるけど、借入金の返済が多額のため、儲けをそのまま返済に充てている関係で、お金はないが、損益計算では、儲けが出てしまう・・・。 そんな構造があるから、利益を圧縮すべく、役員報酬を計上するけど、原資がないため未払いとなる。 それで、財務内容は悪化・・・。会社は、債務超過で、取れていない役員報酬につき所得税や住民税、社会保険も増大することになるし、融資を受ける際に財務内容が問題となる・・・。 こうなったら、まさに負のスパイラル・・・。 私がリスペクトしている税理士の岡本吏郎先生も常々おっしゃっているが、中小企業のレベルでは、「続けていることが大事」だと思うのです。 だから、継続して事業を行えることが第一であり、事業を続けるために戦略的に財務内容を構築(大袈裟か?)していくことが最も重要なことだと考えます。 もっと税理士に社長の考えや業界の動向、将来どうしたいのか、よ~く、顧問税理士に相談してください。 そして、会社のことを話してください。税理士は、毎日会社のことを見ているわけではないですし、業界のことや仕事の内容について把握しているわけではないのです。 社長の頭の中を理解してこそ、取れる(財務)戦略や節税対策があるのです。 中小企業の社長というのは、本当に毎日忙しくて、そんなことを考える余裕もないと思いますけど、そんなところにパートナーとなるべく財務・税務に精通した税理士がいることで、会社の経営も変わっていくはずです。 というわけで、宣伝です(笑) 最近、まとまりのない文章ばかりでスミマセン・・・今日も長文になってしまいました。(文章力ないね・・・) 佐藤浩崇税理士事務所のHP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.22 17:56:42
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