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カテゴリ:仕事
「経営革新」、「経営戦略」、「経営理念」などなど。 抽象的すぎて、何だかわからなくないですか? 私は、分かりません。 なんか、ちょっとカッコイイような言葉ではあるけど、言葉の意味が分からない・・・。 先日、あるところの連続セミナーの初日、そんな言葉が飛び交った。 聞いていると、もっともらしいことは言っているような気はするけど、でも、何も分からない。 経営革新の計画書??? 「何ですか、それ?」って感じでした。 その計画書を作成して承認を受けると、低利で借入することができたり、税の優遇が受けられるそうだ。 でも、そんなにメリットがあるものとも思えず、大々的に「税の優遇措置」とか言いながら、留保金課税なんて、今現在、適用停止なのと同じでしょ? それに、留保金課税を心配するくらいの会社なら、経営革新なんて考えなくてもいいはず・・・。 全くズレているとしか思えない! ブログという公共の場で、あえて言わせていただきますが、経営コンサルタントの能力というのは、ものすごく個人差があると感じました。 私は、質問しました。 「結局、経営革新の承認を受けたとしても、税の優遇なんて、メリットとは言えませんよね。で、低利で借入といっても、すでに既存の借入の返済にあえいでいる会社が多く、これ以上の借入は、リスクであることもあるはず。補助金、助成金といっても、労力に見合うほどのものは期待できない。ハッキリ言って、メリットはないのでは?」と。 すると、「リストラするにも、お金はかかるでしょ?」って。 結局は、「経営革新計画書」というものを書かせることが彼らのいわば「仕事」というか「存在意義」というか、そんなものだから、否定されれば反論するといったところか? でも、彼らは、中小零細企業の現状など、全く理解していないというのが私の感想だ。 セミナーに参加した経営者は、様々な理由から来ているのだろうが、「経営革新」という期待を匂わす言葉から参加を考えた方も多かったはず。 計画書を書くために来たわけではなく、会社を取り巻く様々な「悩み」や「問題」解決の糸口を探しに来たような方も多いと思われる。 しかし、実際のセミナーの内容は、昨今の経済状況の不安を必要以上に煽り(そう私は感じた)、国の支援を受けるために「経営革新計画書」なるんものが必要で、その支援とは低利の借入であり、今のうちに借りられるだけ借りる。顧問先の会社にもそう助言していると・・・。 全く、話にならない・・・。 言葉はきついが、ニセモノでしょう。 中には、藁をもつかむ思いで来ている方もいたかもしれない・・・。 公的な支援よりも、まずどうしたらよいのか?、どうすべきなのか?そこじゃないの、皆さんが聞きたいのは? その結果、お金が必要なら、公的な融資とか補助金・助成金という問題になるのでは? あんたら、本当にお客さんのこと考えているの?と思っちゃいますよ。 だって、そんな話と「経営××」だとかという「記号化した言葉」を連発するわけですから! 後半の個別指導では、私みたいな「うるさ型の税理士」は、さっさと通り過ぎ、別の方とお話しているのを耳をダンボにして聞いていましたが、全く支離滅裂・・・。 あえて書きませんが・・・。 それと、同じ目線で話すべきでしょう?上から見下ろして話するとは何事か!? そんなこともできないコンサルタントなんて、どうなんでしょうか? 明らかに経験不足、知識不足、現状認識不足・・・。そして、熱意も感じられない! 先月、受講した同じ資格のコンサルタントとは大違い!!! おそらく、こう感じたのは、私だけではないはずです。 だって、時間の無駄と感じ、途中退室したのは、私の前にすでに3人もいたのですから・・・。 でも、そんなセミナーに税理士が参加していること自体、彼らにとっては嫌でしょうね。 悪いけど、お客さんを思う気持ちは、我々の方が上だよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.03 21:25:05
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