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カテゴリ:仕事
徳島県上勝町って知ってます? テレビや雑誌、そして先日の国会でも話題になっていた「あの町」です。 人口2千人の過疎&高齢者の町。おまけに、その面積の大部分が山・・・。 30年ほど前は、産業らしい産業がなく、男は朝から酒を飲み、女は人の陰口をいう。 そんな町が全国的に注目されている。 だって、売っているのが、「葉っぱ」ですから、ビックリしますよ。(実際は、葉っぱだけではないです。) さらに、年収が1千万円を超えるおばあちゃんもいると聞けば、ウソ!って感じでしょう(笑) その上勝町で、料理に添える「葉っぱ」(←「つまもの」というそうです。)を商品として開発し、市場も開拓。 そのリーダーが横石知二さん。 農協の営農指導員として、上勝町に赴き、当時産業の柱だった、みかんの寒害による壊滅を経て、「売れる」農産物を開発し、「葉っぱ」を売ることを思いつく。 「葉っぱが売れる」という事実を聞いただけでは、確かに「なるほどな~」と感心するかもしれない。そして、そのアイディアだけで、成功したと思われるかもしれない。 だけど、事実は途轍もない努力と苦労の上に、商品化し、市場を作ってきたことは、著書(「そうだ!葉っぱを売ろう」)から読み取れる。 どう努力し、どう商品化し、そして市場まで作ってきたか、については、業種の違いはあれど、参考になる部分は多いので、興味のある方は、是非読んで見てもらいたいと思います。 ただね、アイディアだけ真似したとしても、絶対にうまくいくわけないわ~と読後に思いましたので、何か「奇跡」を起こそう!とか一発狙ってやろう!という考え方の人は読まない方がいいかもしれません(笑) だって、横石さんは、スーパーマンですから、凡人なんて、マネができないのです。 マネすべきは、その努力と執念、そしてその思考と行動、ですかね。 口を開けて、社会に対して不満を述べる前に、まず行動あり気・・・と考えさせられましたし、努力とはこれほどまでにするものか?とも。 でも、そんなことばかりでなく、ビジネス的思考について、ヒントも明かしています。 読んで損はない、本ですよ。
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Last updated
2009.01.21 13:07:22
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