|
カテゴリ:わんこでもわかる栄養学
昨日はビタミンAは動物性の食品のみに含まれてるんだよ。
緑黄色野菜に含まれるのはカロテノイドという物質で詳細は後でv としました。ので今日は続きの話。 カロテノイド(カロチノイドともいう)は天然に存在する(主に植物に含まれる)黄、赤、オレンジなどの色素成分で 脂溶性の物質です。 炭素と水素のみでできているものはカロテン、それ以外のものを含むのは キサントフィルといいます。 カロテンやキサントフィルは二重結合を多く含むので不飽和脂肪酸と同じように 抗酸化作用をもちます。 カロテノイドは数百種もあり、そのなかでビタミンAに変わるものはごく一部。 それらはビタミンに変化するので「ビタミン前駆体」とか「プロビタミン」といいます。 主としてαカロテン、βカロテン、γカロテンという3つのグループがあります。 これらにしても100%ビタミンAとはならないので、ビタミンA効力は3分の1とされています。 んじゃぁ 「ビタミンAにならないほかのカロテノイドはいらないの?」 というとそうではないのです。 抗酸化力があるよって上に書きましたが、身体の中で細胞のガン化や悪玉(LDL)コレステロールの酸化など、さまざまな悪さをする活性酸素の作用を抑える機能があります。 この作用は、βカロテンよりビタミンAへの変換効率が悪いαカロテンでより顕著です。 また、カロテンは、インターフェロンの作用を強化する働きがあり、免疫細胞自体を増加させる作用も あるので、ビタミンAと同様に病気に強い身体をつくってくれます。 特に注目されているカロテンの一種がリコペンです。ビタミンAになることはできませんが、 抗酸化力はカロテン中最大。 そばで名高いルテインはキサントフィルの一種です。 ビタミンAになれない=欠点ではなく、 たくさん摂取してもビタミンA過剰症のリスクがないという利点 といえるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[わんこでもわかる栄養学] カテゴリの最新記事
|