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小言幸兵衛の「徒然日記」

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2007.04.19
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 この歌は明治18年に発表された。外山正一の詩にフランス人のシャルル・ルルーが 作曲し、例の昭和

18年の学徒出陣の壮行会の行進曲としても吹奏された。そして今日まで陸上自衛隊、警視庁

の正式行進曲として使用されている。昔の軍歌が今日まで使われているのは極めて珍しい。

世界がその曲の素晴らしさを認めているからである。今日我々がこの行進曲を聞く機会は

殆んど無い。何故なら自衛隊の行進に立ち会う事がないからである。曲は難しい.転調が

多く、明治の日本人には馴染めなかったが、いま聴いてみると実に素晴らしい。

抜刀隊はご存知の様に日本最後の内戦であった西南戦争の最後の戦いを歌ったもので

ある、征韓論に破れた西郷隆盛は陸軍大将以外の官位を全て返上し、鹿児島へ帰ってしまう。

勿論西郷を最高の師と仰ぐ近衛連隊の将星たちも後をおった。桐野利秋、別府晋介、村田

新八、辺見十郎太たちである。当時のヨーロッパを視察して帰ってきた大久保利通は、この時期

朝鮮との戦争は絶対に出来ないと確信していた。しかし明治維新によって大量に生じた失業

武士の救済を朝鮮との戦争により何とか活路を見出そうとした西郷は、刎頚の友である

大久保と意見が激突し、結局三条実美や岩倉具視等の策略により、征韓論は退けられる。

掲載した絵は西南戦争最大の激戦地であった田原坂の戦いの一部である。西南戦争は当初は

大砲、小銃によって行われたが、薩摩の剣術として名高い示現流の太刀は凄まじく、とても

鉄砲で対抗できるものではなかった。此れに対抗するため既に戦場に動員されていた警察

から士族を集め、抜刀隊が臨時に編成された。切込隊である。維新の際は官軍だった薩摩は

賊軍となった。「勝てば官軍」である。この切込隊は銃は一切持たず、壕の中で同じく

白刃で構えている薩摩の強兵の中に飛び込み悲惨な戦いを繰り還した。結局、西郷率いる

薩摩隊は衆寡敵せず城山で自刃する。西郷は最後まで、この国は大久保以外ではおさめられ

ないと言っていた。心中察するにあまりある。

曲は6番まであるが、ここにご紹介する。


吾は官軍我が敵は、天地容れざる朝敵ぞ
これに従うつわものは、共に剽悍決死の士
鬼神に恥じぬ勇あるも、天の許さぬ反逆を
起せ者は昔より、栄しためし有らざるぞ
*敵の亡ぶるそれまでは、進めや進め諸共に
 玉散る剣抜きつれて、死する覚悟で進むべし


皇国に風ともののふは、その身を護る魂の
維新このかた廃れたる、日本刀の今更に
また世に出ずる身の誉れ、敵も味方も諸共に
刃の下に死ぬべきに、大和魂あるものの
死すべき時は今なるぞ、人に遅れて恥かくな
*再唱


前を望めば剣なり、右も左もみな剣
剣の山に登らんは、未来のこととききつるに
この世において目の辺り、剣の山に登らんは
わが身のなせる罪業を,滅ぼすために非ずして
賊を成敗するがため、剣の山もなんのその
*再唱


剣の光りひらめくは、雲間に見ゆる稲妻か
四方に打ち出す砲声は、天にとどろく雷か
敵の刃に伏す者や,弾に砕けて玉の緒の
絶えて果敢なく失する身の、屍は積みて山をなし
その血は流れて川をなす、死地に入るも君のため
*再唱


弾丸雨飛の間にも、二つなき身を惜しまずに
進む我が身は野嵐に、吹かれて消ゆる白露の
果敢なき最後を遂ぐるとも、忠義のために死する身の
死して甲斐あるものなれば、死ぬるも更にうらみなし
われと思わん人達は、一歩もあとへ引くなかれ
*再唱


吾今ここに死なん身は、国のためなり君のため
捨つべきものは命なり、たとえ屍は朽ちるとも
忠義のために死する身の、名は芳しくのちの世に
永く伝えて残るらん、武士と生まれて甲斐もなく
義のなき犬と言わるるな、ひきよう者とな謗られそ
*再唱











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Last updated  2007.04.19 14:01:58



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