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テーマ:好きなクラシック(2294)
カテゴリ:クラシック音楽
大阪から帰ってきた今日は、アクロス福岡で小林愛実のリサイタルを聴く。 シューベルト:即興曲集 D935 op.142 モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397 シューマン:子供の情景 op.15 ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22 というプログラム。シューベルトの第4曲いいなー。でもモーツァルトもいいなー。子供の情景のゆったりした感じも彼女の醍醐味だなー。結局全部いいのよ。モーツァルトとシューマンのあとは少し拍手を受けただけですぐに椅子に座っちゃうもんだから拍手したりないのよ。なんて思っていたが、最後のショパンは本当に圧巻だった!そのタイトルに偽りない華麗なる大ポロネーズが体に注がれて、体が熱くなるのを感じた。エアコンが効いていないとかではなく、きっと会場の熱気もすごくて汗をかいた。 モーツァルトとシューマンであまりできなかった拍手をショパン終わりに存分に捧げる。すると舞台袖にはけて戻ってきた彼女の手にはマイクが!第一声が「ふっ…!笑」という笑いで会場がなごむ。「普段あまりしゃべらないんですけど『福岡だからしゃべったらどう?』と言われてしゃべっている」のだとか。アクロス福岡で演奏するのは去年2月以来とのことで、それには自分も足を運んでいた。日本フィルの九州ツアー福岡公演。アクロス福岡には思い入れがあるそうで、ソロリサイタルデビューもここアクロス福岡だったとのこと。それが小学5年生の時だというからすごいよね…。ちっちゃな頃から天才と騒がれていたからね。そのホールに今母親として上がっている。 アンコールはショパン尽くし。幻想即興曲と夜想曲第20番、さらにトリプルアンコールで24の前奏曲から第17番。あーもう幸福感に満たされるわ…。また福岡に帰ってきてくれた時には絶対聴きに行く! 協奏曲でオケとの共演だとどうしてもメインではなく中プロになってしまうのだけど、ソロリサイタルだと最初から最後まで彼女だけの空間だからそれがうれしい。そして彼女のリサイタルには、ピアノを習っているであろう子供が観客に多くいるという印象。あんなふうに弾けるようになるといいねなんて、子供のいないおじさんは安易に思ってしまうのである。 最後に、ショパンコンクールでの彼女の「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を添えておこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月31日 19時18分25秒
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