雨の沖縄紀行
昨日まで3日間、Kと沖縄旅行に行ってきた。何故この時期を選んだかというと、まずひとつには、私が9/1までに地震工学シンポの論文を書き上げて提出しなければならなかったから。そしてもうひとつの理由は、この時期なら幼稚園児から高校生までは夏休みが明けていて、ホテルや観光地がうるさくないと思ったから。しかしこの2番目の期待は後に思わぬ形で裏切られることとなる…。以下、紀行文になってるかどうか不明な旅行レポート。9/5(日)5:00起床。6時に起きれば十分間に合うのに~。やはりアノことが気になっていたのか…いや、遠足前の小学生みたいな気持ちではない。近くのコンビニで菓子パン&コーヒー牛乳を購入して軽く朝食を済ませる。6:30頃自宅を出発。新宿、品川と乗り継いで京急で羽田空港へ。出発ロビーにてKと落ち合う。荷物をチェックした後、Kの朝食購入に付き合う。ちなみに買ったものは「バームクーヘンサンドイッチ」なるものとドリンク。私はドリンクだけ購入。ちなみにこのサンドイッチは私もちょっとご相伴にあずかったが、意外と美味しかった(^^)8:45ANA123便で那覇に向けて出発。やはり現地の雨が気になる…。お昼ちょっと前那覇着。残念ながらしっかり雨が降っている。荷物をクレームしてから空港内で昼食。メニューはもちろん沖縄そば。Kにコーレーグース(島とうがらしの泡盛漬け)をたっぷりとかけられる(^^;13:15リムジンバスでホテルへ出発。目的地はブセナテラス。バス乗り場は空港の建物から大きく張り出した屋根の下にあるのだが、風にあおられた雨が霧のようになって屋根下まで侵入してくるありさま。バスで約2時間かけてブセナへ。その間も窓を叩く雨は強くなったり弱くなったりを繰り返す。機内でもバス内でもそうだったのだが、冒頭で書いた「期待を裏切られた」というのは、幼稚園にすら入っていない子供はどこにでもいて、機内・バス内で、泣く・喚く・叫ぶで正直ちょっと辟易させられた。でもまぁ、飛行機2時間、バス2時間は大人にとってもちょっと疲れるから仕方ないか…。で、ブセナ着。漢字で書くと「部瀬名」。この日は移動の疲れもあったので、ホテル内のスパでリラックスして夕食。女性の方がお風呂は長いだろうと思っての~んびり入っていたら、Kのほうが先に上がっていてビックリ。19:30夕食。ホテル内で唯一ドレスコードのあるレストランをチョイス。ドレスコードといっても男性はポロシャツ、チノパン程度でOK。女性も露出過多でなければOKという、南国らしい緩いコードである。しかし、この「唯一、ドレスコードがある」というのは実はちょっと高いハードルだった。というのは、「それなりのお値段」がしたのである。夕食後にバーに行きたいという気持ちも算段に入れて、ここではコースではなくアラカルトで前菜・お魚・お肉をチョイス。ワインもハーフを2人で分け合うというつつましい感じで。そしてバーへ。ボサノバやジャズの生演奏を聞きながら、私はショートカクテルとドライフルーツを、Kはラムと生チョコをオーダー。お互いちょっとずつ交換しながら楽しむ。私は音楽をはじめ芸術関係は非常に疎く、ボサノバの何たるかもわからないので、シンディ・ローパーの「Time After Time」や、バッハのアレンジなどが演奏されたのしか曲は判らなかった。でも、たとえお酒が飲めるからといって20台の人間には来させたくないような、雰囲気はすごく大人な感じのバーで、大いに堪能できた。この日はこれにて就寝。9/6(月)7:30起床。この日も雨、でも小雨なのが幸い。ホテル内のレストランで美味しい朝食を頂いた後、タクシーを呼んでもらって美ら海水族館へ。今回の旅行でのメイン目的のひとつがここ。ちなみにブセナ→美ら海は、タクシーで\6,000程度、時間は40分ほど。美ら海の入り口では、名物のジンベイザメの像がお出迎え。今日も雨なので実際に海に入ることはできなかったが、ここ美ら海ではそれを疑似体験できた。圧巻は何と言ってもさっき書いたジンベイザメ&マンタ等の巨大水槽。この水槽は、目の前で見ることができるのはもちろん、正面やや上方にはシアターのような席があって水槽全体を一望できる。それから、エレベータで上に上がると、水槽の上をとりまく回廊に出ることができ、更にその回廊から水槽真上に張り出している箇所もあり、文字通り「真上」からも見ることが出来る。ちなみにこの張り出し箇所は、下が透明のアクリル板なので、私は大丈夫だったけど、人によってはちょっと怖いかも(^^;その後順路通りにいくと、今度は逆に水槽を「真下」から見られる箇所もある。この水槽、ホントに凄い!それから、水族館のある公園内で昼食。ここは「まぁそれなりに高いのはしょうがないよね」的なバイキングだったが、地元食材もちゃんと使われていて、お味の方もまぁそれなりって感じ。でも、紅イモアイスはかなり美味しかった。で、またタクシーでホテルへ戻る。行きとは別のルートだったこともあり、今度は\6,000を切った。ホテルの部屋に戻ったら、何とベッドメイクもリネンの交換もされてなくてちょっと驚いた。速攻でKがバトラーにTELして掃除をしてもらう。その間、私は雨でも何でもとにかく泳ぎたかったので室内プールへ。Kはスパへ。私は25mプールで日頃の運動不足を解消するかのように、あまり休みも入れずにクロールと平泳ぎでガンガン泳ぎまくった。多分、40分くらいはそんな感じで泳いでから、私もスパへ。で、部屋へ戻り、お茶とサータアンダギーで疲れをいやしつつ、まったりと夕食まで過ごす。19:00夕食。今夜は部屋とは別棟にある中華料理屋へ。今回はお値段を気にする必要もなかったが、やはり「次」を考えて一番品数の少ないコースを選択。それでもボリュームは満点だった。ここでこの旅で初となるオリオンビールを飲む。その後私は泡盛「古龍」を頂いた。そして「次」である。今日は昨日とは違う泡盛バーへ。ここは屋台を大きくしたような両側が筒抜けになっている構造の建物の真ん中にバーカウンターがあるという、いかにも南国的な感じの場所。私は泡盛「南風(なんぷう)」を、Kは「古龍」を使ったショートカクテルをオーダー。そして宴はまだ続き、敷地内のコンビニでKはオリオンを、私はシークァーサー&パイン割り、それにおつまみを1品購入して、部屋飲み3次会へ。そしてそして、この日の夜は私(ともちろんK)にとって、ある理由で一生忘れられない夜になった。その理由は…まだここで書くことはできません、ごめんなさいm(_ _)mちなみに、ブセナテラスのいいところを挙げるとすれば、まずは間違いなくバトラーサービスである。部屋の電話のバトラーボタンひとつで、バスやタクシーの手配から、観光・レジャー案内、その他諸々のリクエストにほぼ間違いなく応えてもらえる。次は、ホテル内のレストラン・バーの数が多いこと。多分4泊くらいしても全く飽きないんじゃなかというくらいの数を誇る。あとは、下で書く「フレックスチェックアウト」だろう。逆に難を挙げるとすれば、壁や天井が思ったより薄いことだろう。隣や上の部屋の音や、廊下を人が通る音が意外と聞こえてしまう。ついでにいうと夜になるとカエルの鳴き声も聞こえてくるあたりは南国の野趣あふれるといった感じで、こっちはむしろ好ましい感じ。で、この日はこれで就寝。9/7(火)8:00頃起床。何と奇跡的な晴れ。これを待っていたんだよ~というような南国らしいいい天気。朝食を済ませた後、フレックスチェックアウトシステムを使って、先にチェックアウトを済ませてから、入れなかったビーチを散策したり、部屋でのんびりしたりして、名残惜しい感じを楽しむ。ちなみにホテルのロビーを抜けた先から海を望むとこんな感じ(逆光で顔が不明なのが幸い)。10:30頃リムジンバスで那覇空港へ向けて出発。ただし、そのまま飛行機に乗って帰るわけではない。フライトは夜だから時間はまだまだ、やることもまだまだ。それは「お土産の購入」である。12:30頃那覇空港着。大きな荷物をコインロッカーに入れて身軽になってから、モノレールで牧志まで戻る。まずは公設市場で昼食。ここで食堂のメニューを普通に頼むのは無粋ってもんである。まずは1階の市場で新鮮な魚介を購入して、それを2階の食堂で調理してもらうのが沖縄流。今回はイセエビと大きなカニをチョイス。エビはお刺身と味噌汁に、カニはまるごとボイル。市場のオバチャンの厚意で、お魚数種類のお刺身と海ぶどう、もずくをおまけしてもらって食材代は\7,000。それに調理費が2人で\1,000。エビはねっとりと甘く、カニはぎっしりと身が詰まっていて、ご飯がなくてもお腹いっぱいになった。その後市場通りを端から端まで行って戻り、買い物開始。まずは市場通りを出る直前の古酒屋で、今回の私の目当ての古酒を購入。銘柄はまだ内緒。でもこれは1、2カ月中に理由とともに明らかにする予定。そして国際通りに出てあちこちの店に寄りつつ、会社用、家用、その他のお土産をKと各々購入。さすがに暑いので、途中のスタバでだいぶ長居をして、その後モノレールの県庁前から那覇空港へバック。ロッカーから荷物を取り出し、買ってきたモノのうち、瓶モノ以外を全てスーツケースに入れて、荷物をチェック。その後、飛行機の中で食べる夕食用のお弁当とお茶を購入。それでもまだ時間があったのと、Kの買い物煩悩が如何なく発揮されたため、最後の買い物に付き合う。19:50ANA136便にて羽田へ向けて出発。体は疲れているのに頭の中が妙に興奮していて結局機内では一睡も出来ず。22:00過ぎ羽田着。荷物をクレームして京急の駅でKと別れる。その後、品川、新宿と乗り継いで帰宅したら日付が変わっていた。シャワーくらい浴びたかったが、あまりに疲れていたので、適当に体を拭いてそのまま寝てしまった…。ところで京急さんに一言。エアポート急行って全然急行じゃないんですけど。だって、本線内はほとんど隔駅停車だし、空港線内は全駅停車だし。もっとエアポート快特をガンガン走らせてよ~。いやでも、天気には恵まれなかったけど、最高の旅だった。また一緒に行こうね、K(*^^*)追記:キレイな写真をちょっとだけ追加。詳細はコチラ。