ＴＥＡ＆ＧＡＲＤＥＮ　ちょっとひとりごと

原作は海外の小説 ?


飛行機事故により、
命は助かったものの、
顔も体も損傷が激しく、
全身整形により元の姿によみがえった女性。


しかし記憶のない彼女の
記憶が戻った時、
自分が他人になっていることに驚愕して・・・







こーゆーストーリー、
確かに海外モノにはありそーな。　　^ ^;

ちょっと
非現実的ではあるけどね。



誰だかわかんないくらい
損傷しちゃってるのに、
整形して、
はい元通り～♪


なーんて、
そんなのあり? ;・∀・








週刊誌のライター・和花(のどか・西原亜希)は、
朝倉美容整形クリニックに
医療ミスの疑惑アリとみて、
理事長夫人の芙由子(栗山千明)に近づこうとしていた。


彼女の旅行を知り、
飛行機で隣の席を予約。

機内で知り合いになることに
成功するが、
そのさなかに
飛行機が墜落事故を起こす。



芙由子に頼まれて、
席を交換していた和花。

お互いのネックレスも交換していたために、
顔も体も激しく損傷していた和花は、
芙由子に間違えられてしまい・・・






芙由子は死んじゃったのね。
和花は生き残ったけど。





で、
記憶が戻った時、
和花は自分が芙由子の顔になっていることに
驚愕するんだけれども、

　　このまま芙由子になりすまして、
　　　　　朝倉クリニックを潜入取材する ! !


　　　　　　　・・・って決意するのよ。





　　　　マジかい。　　；ﾟДﾟ




つーか、
うまく飛行機の隣の席を取るとか、
どーやって ?



この芙由子の旅行も、
夫から離婚を言い渡されて、
ふてくされて急に決めたものっぽいのに、
なのにどこから
芙由子の旅行の話をつかんだんだ ! ?



ちょっと突っ込みどころありだよねぇ。
芙由子に間違われるまでの状況つくりに、
少々ご都合主義的な突っ込みどころ満載感・・・苦笑。





ま、
でもその辺スルーしても面白いのよね、
このドラマ。


テンポよく進んでゆくし、
朝倉クリニックの不正の謎や、
その不正を働いた人物の正体、
そして朝倉家の人物関係。


次々と憶測を呼び、
謎が明かされ、
あっと驚き・・・



うん、
面白い♪




あの『まれ』の脚本家が
書いたとは思えない・・・と言っても、
篠崎絵里子さん、
アタシ、
『まれ』以外のドラマは好きなのよ。
いつも楽しんでみてたもの。


『胡桃の部屋』『眠れる森の熟女』『紙の月』。



どれもＮＨＫの作品だけど、
好きだったよ。

女性の気持ち(とくに揺れる気持ち)を
丁寧に描く人だと思ってた。




逆に『まれ』を描いたのが篠崎さんだなんて、
信じられないくらいだわ。　　;・∀・






話ずれたけど、
ヒロインの栗山千明さんが、
自分勝手でヒドイ女の芙由子と、
心優しく自分をしっかりと持った和花の二役を、
きっちり演じ分けているのが素晴らしい。


表情もしゃべり方も、
明らかに違う。

同じ顔なのに、
別人だとわかる演技。




栗山さんって、
こんなに演技うまかったっけ。






芙由子はお金目当てで、
朝倉家の長男・柊二(佐藤隆太)と結婚。

しかし浮気はするわ、
一人娘は育児放棄だわで、
何ともヒドイ女で。



だから間違われて芙由子になってしまった和花が、
身に覚えのない芙由子の悪行を
責められて責められて、
とても気の毒で。

最初は記憶喪失だったしね。



　　えっ私って、
　　　そんなとんでもない女なの ! ?


・・・って
混乱する姿と、
過去の芙由子の悪行シーンと、
交互に出てきても違和感がないというか、
別人とわかるというか、
栗山さんの演じ分けは完ぺきだったわ。






けど人の良さそうな柊二。





何故にあんな芙由子なんかに
つかまってしまったんだ ! ?








いくら芙由子が
猫かぶってたとしてもさあ、
本質的なものって、
付き合ってるうちに見えてくると思うのよ。


アタシ的には、
朝倉クリニックの医療ミス疑惑より、
柊二が何故
芙由子なんかと結婚したのかの方が、
よっぽどミステリー。(笑)









中身が和花の芙由子に、
次第にひかれていく柊二。

和花も同様。


けど自分は芙由子じゃない。
赤の他人にすぎないのだ。



柊二は、
心を入れ替えた芙由子だと思って、
やり直そうとしているのに・・・









苦悩する和花が何とも切ない。

もういいじゃん。
そのまま芙由子でいなよって
思っちゃったりして。





和花も自分の口から
そう言ってたなー。



朝倉家を出ていく覚悟を決めて、
真実を告白した後。

自分とのことも
すべて嘘だったのかと、
柊二に問われた時に。







医療ミスで、
患者が死亡していることを突き止めた和花。

未承認の薬を使用して、
患者に傷害を負わせていることも。



隠ぺいしていたのは医院長の洋人 (玉置玲央)。
柊二の弟で、
芙由子の浮気相手。

芙由子もこの隠ぺい工作には、
加担していたらしい。





すべての責任を、
何も知らなかった理事長の柊二に
負わせようとしている洋人。

柊二を守るために、
スクープをあきらめ、
朝倉家を出ていく決意をする和花で・・・。





うーん、
切ない、切ない。



私と一緒に朝倉家を出ていけるかと、
柊二に問う和花。



アレは和花の
柊二への告白だねぇ。






でも家族思い、
弟思いの柊二には、
それはできなくて・・・。





いやでもその弟、
アンタの奥さんの浮気相手だし、
デキのいい兄ちゃんに
コンプレックス抱いていて、
オクサン寝取ることで、
内心、アンタのこと馬鹿にしてたんだよ～ ?


も～アンタ、
どこまでお人よし～ ?






最初は仲良さそうに見えた兄弟にも、
実はドロッとした感情が流れていたり、
また柊二達の両親の関係にも、
なんだかありそうで・・・もしかして、
兄弟どちらかは父親が違う ! ?

朝倉家の子じゃない ! ?





朝倉家って闇が深そう・・・。







さくさくっと、
次から次へ。

話の展開が早くてテンポがいい。


思いもかけない事実が
飛び出してきたりするし。





　　
次回最終回。

朝倉クリニックがどうなるかよりも、
アタシは和花と柊二が
どうなるかが気になるわ～。　　　^ ^;