'01アフリカ失業旅行。その12
エジプト生活ももうおしまい。激走する車を縫って道路を横断し、いつもの朝ご飯を買いに行くのもすっかり手慣れたかんじで、エジプト人化しておりました だいたい行きたいところは行ってしまったのでちょっち穴場に行ってみようということで、「ナイルダム」に行ってみよう。とナイル下流にあるナイルダムへは、水上バスでシレっと行きます 水面近くの高さから新市街の町並みを眺め、ちょっちはずれでは畑が広がっております「ナイルダム」はちょっとした河川公園になっているが近くに軍事施設があるそうで、銃を構えた軍人さんが警備しております で、どういうわけか、わたしのトコロに寄ってきて、カメラをよこせと言いますお互い拙い英語ですが、要は「施設らしきものを写したかもしれないから没収だ。」とか言いがかりをつけてきます。 ただ、こんなことで一眼レフを持ってかれては堪りませんのでいいかげんブチ切れて、フィルムを抜き出し、軍人さんに叩きつけてバイバイしてきた・・・おかげで写真は残ってません。 まったくもって、イイ感じに和めるところだったのに軍人の言いがかりのおかげで、すっかりケチがついてしまった 腹をたてながら、水上バスでカイロ市内に帰る 市内をブラつき、日本人旅行者の方に会ったら「スーフィー」を見に行くというなんでも民族衣装を着て民族舞踊を無料で見せてくれるという 会場に行ってみると、たくさんの観客で埋まっている日本人も多いが、欧米人もずいぶんいたで、音楽演奏から順次はじまっていくまず、最初は白装束のヒゲのオジサンが出てきて、タンバリンのような太鼓をもって出てきた楽隊のBGMにのって、くるくるまわりながら演奏してくれる宴もノッてきたら、今度はスカートというか色鮮やかな丸い織物を腰につけて登場5~6人の踊り子、とはいえ皆オジサン達ですが、延々とまわるまわるマジで目まわらない?と心配する中、ドンドンのってきた踊り子さんはスカートをはずして、持ち上げてグルグルまわすもう1~2時間ずっと回り続けて、踊り子さんはすっかりトリップしてるんじゃないですか?・・・オジサンですけどでも、これはこれでエジプトの伝統芸能。感服いたしましたすっかりエジプト慣れしていたので、乗り合いバスをつかまえて宿に帰る行き先を連呼する車掌さんを見極めて飛び乗る 居心地よくて、すっかり居座ってしまったエザットさんのペンションメル友になって、記念撮影。 最後に空港に行くときも、taxiといろいろあったが、1ヶ月の放浪の旅終了帰国早々、ハローワークへ出頭。失業者生活のはじまりでした