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カテゴリ:映画・DVD
こういう映画は最近なかったですね。 二人の姉妹が切っても切れない絆に憐憫しながら成長していく。 ストーリーとしては、単純かもしれないんですが、 姉妹愛とか、老境にあっての豊かな恋愛とか、壁を越えていく愛とか。 そんないろんな愛が描かれています。 誰でも自分の身の丈にしっくりとあった人生を送っていけるとは限らない。 どうしてもがんばりすぎたり、見栄張ったり、愛しすぎたりと、 他人や身内を少なからず傷つけながら生きている。 でも自分から逃げられない分、落ち込んで苦しむことになる。 そんな普通の人々の、普通の人生が、1つの切り口で丹念に描かれている。 この映画を観終わってそう感じました。 今日の絵はキャメロン・ディアス。 稀にみる美貌と魅力的な肢体で、大味な女優さんに見えるんですが、 この人は、すっごく懐が深い人です。 「彼女を見ればわかること」での彼女の演技を観てそう感じましたが、 今回の作品でも、その実力は如何なく発揮されています。 この二つの作品で、彼女はハンディキャッパーを演じています。 「彼女を・・・」では視力障害、今回は難読症という難しい役。 それを彼女は、切ないほどリアルに表現していて、ほんとに惹き込まれます。 作品の中で、たどたどしく朗読する詩がまたすばらしく、 自然と涙が流れてきます。 別に悲しいとか、ものすごく感動するとか、そんな作品ではないです。 ただ、ちょっとした人生のねじれをふとしたきっかけで直すことが出来た、 そんな人々の幸せな結末がさわやかな余韻として残る物語です。 もう1人の主役、トニ・コレットや、姉妹の祖母役のシャーリー・マクレーン(!)など、 脇を固める俳優陣の演技もすばらしいです。 派手なハリウッド映画に食傷気味な人(僕がそうでした)には、お勧めの佳作です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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好きな映画は「アンドリューNDR114」だったりします。
派手な映画ですっきりしたいと思いつつ、じっくりみて魂を洗いたいとも思いつつ、映画を見に行っていません。 キャメロン・ディアスって演技派だったんですね。 チャーリーズ・エンジェルのイメージが強くて。。。 (Apr 10, 2006 11:50:49 PM)
若手で強烈なインパクトを持っている俳優がいます。ズバリ、エドワード・ノートンなんですけど、「告発の行方」を観たときは、こいつは天才だと思いました。しかも当時、映画の出演は2作目らしかったのですが、完璧にベテランの域に達してました。現在は言うまでも無いくらいの実力派に成長してますけど。役者にクローズ・アップして映画を観るのも面白いですよね。
(Apr 11, 2006 12:07:36 AM)
>キャメロン・ディアスって演技派だったんですね。
ルックスが邪魔をするドラマ系の作品に出て、 それを逆手に取った演技が出来る人だと思います。 繊細な感情表現がうまいんですよね、いつも笑ってる印象ですけど。 (Apr 11, 2006 02:44:06 PM)
エドワード・ノートンといえば、やっぱり「ファイト・クラブ」かなぁ。
切れた演技というか、ハンサムなだけに何しでかすかわからないような、 そんな感じの役がうまいという印象ですね。 最近はあまり彼の作品を観てませんが。 (Apr 11, 2006 02:50:14 PM)
キャメロン・ディアスってアンパンマンに似てませんか?
映画は、あらすじだけは知ってます。 アメリカのことわざ?みたいなもんですよね。 彼女の靴をみればその人となりがわかる、っていう題名ですね。 (Apr 12, 2006 11:45:00 PM)
>キャメロン・ディアスってアンパンマンに似てませんか?
なるほどねぇ~、アンパンマンか!! ほっぺたやにっこり笑った時の口の形は確かに似てるかも。 彼女の笑顔は専売特許のようなモノですね! 「イン・ハー・シューズ」は慣用句なんだそう。 その人の身になって・・・とかいう感じの意味ですね。 でも僕は”自分の身にしっくりとあった生き方”という意味でこの作品を観ました。 それぞれの登場人物が、自分なりの生き方を見つけていくというような物語だったと思います。 (Apr 12, 2006 11:58:40 PM) |