天下道楽倶楽部・別館

ちょっとした煽りに釣られてみたいと思います。

プロレスに置いて、トップレスラーに噛みつくことは、そんなに
いけないことでしょうか？

現在、大阪プロレスを主戦場にしている政宗選手のＨＰの掲示板が
荒れています。
引き金となったのは、７月の連休に行われる大阪プロレスＩＭＰホール
大会にて、来場するみちのくプロレス社長兼看板レスラーである
新崎人生に対戦要求を突き付けたこと。

この発言に際して、

名無しサンダー
みちのくファン
岩手県民

と名乗る３名が政宗選手のＨＰの掲示板に異議申し立てで煽りだしました。
彼ら（彼女ら？）の言い分は、ズバリ『格の違い』。

新崎人生は、キャリア１１年にしてアメリカ最大手のＷＷＥでも活躍、
全日本、新日本と日本の両メジャー団体にも参戦経験を持つトップレスラーの
一人です。

一方、政宗選手はキャリア７年。メキシコを中心に活躍し、
フリーでインディー団体を転々とし、現在大阪プロレスを主戦場に
スピードとテクニックを生かして正規軍を翻弄する活躍を見せていますが、
確かにメヒコやインディーをメインに各団体を点々として試合をしているため
世間一般の知名度は有りません。

だからといって対戦しちゃいけませんか？

確かに新崎人生という選手は他のレスラーと比べても技や受け、試合運びも
優れている一流選手ですから、彼ら（彼女ら？）のこだわる『格』抜きにして
素晴らしい選手です。
だからってメジャーに上がっていないからって理由で噛みついちゃいけませんか？
そんな格で言わせてもらうなら義経選手が東北王者だったＴＡＫＡみちのく選手へ
挑戦した事に関して同様のことが言えますよね。
ＴＡＫＡみちのくも、新日本ジュニアヘビー相手に「みちプロ、ここにあり！」と
インパクトを残した立て役者で、同じくＷＷＥで５年間スーパースターとして活躍。
帰国後、ＫＡＩＥＮＴＡＩ－ＤＯＪＯを旗揚げし、自団体他団体問わず活躍。
現在、武藤敬司率いる全日本プロレスになくてはならない存在になった一流選手。

彼ら（彼女ら？）３人の主張する格の違いを言い分にするのならば、
キャリア２年も満たないぺーぺーの薄っぺらなサーカス試合しかできない若造とは
格の違いが雲泥の差もあるＴＡＫＡみちのくの持つベルトに挑戦するなんざ、
９６億７千万年早かったわけで、結果思った通りちっとも通用せずに負けたあげく
バックステージでダメだし食らっていましたがそれにはどう言い訳しますのかね？
格を主張して政宗批判する前に、無様に負けた義経批判をしなきゃいけんよな。
そんな義経が大阪殴り込みなんてちゃんちゃらおかしいとは思わぬか？
大将はこれまた日本メジャー相手に存在を見せつけたスペル・デルフィンだぞ？

彼ら（彼女ら？）３人が気違いのようにえらいこだわって政宗を馬鹿にしているのが、
『くいしんぼう仮面に負けた』ということ。
大阪サイドから言わせてもらえば、先述した義経と共に今度ＩＭＰに参戦する
ラッセ選手に対して『気仙沼二郎に負けてる選手が』という扱いであることを
忘れないで欲しい。
これを見るとみちプロファンは沼二郎を馬鹿にするなと苦情を言うだろうが、
６月のＩＭＰでデルフィンが東北タイトルを奪取した際に挑戦表明をした時の
会場の沼二郎に対する「デルフィンに勝ち星やるだけや！」という罵声は、
まさにくいしんのう仮面に対する彼ら（彼女ら？）３人の扱いと全く同じ。
演歌歌手ギミックのコミックレスラーとしてしか捉えられていないのだ。
そうじゃなくても本を正せばヨネ原人である。
それしか知らない人間にとっては沼二郎の挑戦表明はちゃんちゃらおかしいにも
程があるのだ。

そもそも今の大阪ファンにとって「義経？ラッセ？誰だそりゃ？」の方が強いだろう。
みちプロファンの中でも「政宗？誰だそれ？」と思ったファンも少なくないはず。
結局の所、どっちもどっちでお互い様なのではないだろうか。
二人とも下地が出来ている実力者であるということを知っているのでどちらの
煽りにも不快感を感じるが、両団体のファン、特に大阪にとっては旗揚げしてから
定着したファン、みちのくにとっては若返り策を取り出してからついたファンに
とっては二人ともコミックレスラーにしか見えないのが現状なのは歯がゆいところ。

逆に問うが、お笑いやったレスラーが勝っちゃいけないのか？
我らがマグニチュード岸和田親分なんか大阪プロレス来たときは怪獣だぞ！？

岩手県民の言う『結果を残してない』とはどういうことでしょうか。
タイトルを獲っていないではないかと言うことでしょうか？
という点では、新崎人生もろくすっぽタイトル残してないので
えらそうに言えませんがいかがなものでしょうか。
まぁ確かにアジアタッグという歴史の重いベルトは手にしてますが、
他のタイトルといえば東北タッグぐらいでシングルのタイトルには全く
縁がありません。
ちなみに政宗も歴代大阪タッグ選手権者であり２００５年４月に初参戦し
その年でタッグとはいえタイトル奪取というのは実力を見せつけている
証拠ではないですか？

パートナーの秀吉選手がいなきゃ勝てなかった」などと言う言い訳は受け付けません。
そんなこと言ったら「ハヤブサが居なきゃアジア獲れなかった」と言われても文句は
言えませんし、逆に「人生が居なきゃハヤブサはアジア奪取は無理」なんてほざいたら
ハヤブサに対して失礼すぎるでしょ？
タッグ戦はチームバランスの勝利による物です。
息のあったパートナーであるが故にチームワークが冴え、勝利できるのです。
まぁ佐藤兄弟に関してはスカパーや先のＩＭＰの試合を見る限り、及第点が
わんさかありますがね。それでもチームワークがあるからこそ、下らない試合に
なってしまおうが勝てるのですよ。
大阪でタッグチャンピオンになれたのは、秀吉選手のお陰でもあるが政宗選手の
お陰でもあるのです。
「対戦相手が政宗以下で弱いから」とか言いだしたらもうお話になりません。
自団体フェチにも程があるキモヲタに何を言っても無駄と言うことになります。

シングルでの結果を求めるというのなら、先述しましたが人生はシングルで結果を
何一つ残してません。ノンタイトル戦での勝ち星はあるとしてタイトルマッチでの
結果が残っていなければいけないんだとすれば、たとえそれが新崎人生であろうと
メジャー団体やＷＷＥに行くだけ行って無駄にキャリアを摘んで帰ってきただけと
言うことになりますが如何な物ですか？
政宗だってノンタイトル戦ならシングル勝ち星有りますよ？
そりゃがたいの差で負け星の方が多いかもしれませんけど、勝ち星は上げてる訳だし
人生だって過去にさかのぼれば何度もシングルで負けてます。
タイトル歴にこだわるので有ればＤＤＴのアイアンマンのタイトルホルダーは
とんでもないことになりますよ。
シングルタイトルとして、新崎人生は猿に負けることになるのですからね。

あと、３馬鹿トリオが「勝てる分けないだろ」と言い続けるのは
やはり体格の差であろう。
新崎人生は１８０ｃｍ・１０８ｋｇというヘビー級選手なのに対し、
政宗選手は１７０ｃｍ・７８ｋｇとジュニアヘビーでも特に軽い選手と言える。
確かにどう考えても歯が立たないのは明確。
だから何？
だから試合を組んじゃいけないの？
そんなこと言ったら全日本プロレスで繰り広げられた、
佐々木健介 vs "brother"YASSHIの一騎打ちはどうなるよ。
健介は１８０ｃｍ・１１７ｋｇ。今、日本でもっとも有名な超一流選手の一人。
方やブラザーは１７３ｃｍ・８０ｋｇ。今、全日本を主戦場にしている分
多少は知名度はあるかもしれないが、体格的にもスタイル的にも、政宗と
ほぼ同じ位置にいると思う。
試合は『公開処刑』と言われるほどの一方的な物とは言え、相手をおちょくり
たまにアッといわせる反撃を繰り出したり、なによりブラザーのやられっぷりの
見事さに観客はわき上がった。
つまり勝ち負けだけでプロレスを語ってはいけないときもあるのだ。
体格差でけち付けることはハンディキャップ待ちそのものを非難することであり、
無差別級には無差別級の面白さがあるからハンディキャップマッチが成り立つのだ
とわたしゃ思います。
こんなカードが組まれた場合、両者とも結果は重々承知である。
内容を如何に工夫すれば観客を盛り上げることが出来るのかと言うことを
考えて試合に挑むのが真のプロレスラーであり、ヘビー級の選手は
如何に自分の力強さを強調知ることが出来るか、ジュニアの選手はこの切り返しや
この技なら面食らうかもしれないぞと挑むのが真のプロレスラーとわたしゃ思います。
勝ち負けだけにこだわるような団体はハンディキャップマッチや階級混同マッチなんざ
元より組まない。
新日本が典型的だ。
だから試合の幅が無くなってマッチメークに苦労する羽目になるのだ。

まぁ「勝ち負け云々じゃないと」書き込んだ人に対して「勝てるわけねぇだろ！」と
人の話聞いてない頓珍漢な名無しサンダーとみちのくファンなので
何を言ってもぎゃーぎゃー言うのであろうが、
プロレスを見る人間として、人生と政宗の対決をどういう試合になるか
シミュレートするくらいしてみんかいと、わたしゃ思うのよね。
まぁそんな脳味噌持ち合わせてないから見つけづらい政宗選手のＨＰを
（大阪プロレスのＨＰでもリンク張っていない）わざわざ検索までして
ご丁寧に文句付けに来ているわけだが、そもそもプロレスラーの発言に対し、
一一般人が発言撤回を求める方が馬鹿であるし撤回をしなきゃいけないほどに
とんでもない問題発言とは全く思いません。
有る程度キャリアを摘んだプロレスラーとしてはむしろ当然の行動でしょ。
こんなチャンス逃して堪るかって動くのがフリーで活動するレスラーでしょ。

自分は確かに大阪を贔屓してるけど、酷いときはきっぱり言い切りますよ。
何回ここで海豚社長に文句言ったことか。
まぁここでなきゃ言えませんがね。
本気でむかついた試合をされたときは団体の窓口に苦情入れれば済むことだし、
選手個人の日記にある日突然訪れて文句ぎゃーぎゃー騒いだところで、
頭の痛い人間として周りから『可愛そうな人』と同情されるのが関の山です。
まぁ実際可愛そうな人ですから仕方ありませんが。
嫌なら観に行かない。
それが一番の抗議です。

プロレスラーである以上は常に試合に欲張りでなきゃいけないと思うし
チャンスを逃していたらそれこそ一生日の目を見ないでしょうが。
政宗の選択はここで一発目立ってやれと言う勘も働いた物だと思います。
会場を沸かすことなく惨敗で終わったので有ればその時に批判すればいい。
まだ試合もしていないのにあーだこーだ言ってもどうしようもない。

彼ら（彼女ら？）３人のうち２人が観戦しに行くという。
どうせ感想は「思った通りつまらない試合でした」という類であろう。
読めている。
ちゅか観に行かないだろ。
そっちの方が濃厚だな。

兎に角批判するのは自由だが、選手のファンが集うところにわざわざ
出向いて集まってる人たちに喧嘩ふっかける書き込みをする必要はないわけで、
この時点で本当に寂しくて手の施しようもなく可愛そうな人なんだと大いに
哀れみの目で見てやらなきゃ救われない惨めな人間そして決めつけられて
一生過ごすのは本意ではないでしょうから止めといたほうが将来のためです。
ちゅかもう決めつけた。

最後に、ＨＮに「みちのくファン」と付けて荒らしなんぞすると、
みちのくプロレスに足を運ぶファン全員が世紀末の馬鹿扱いされるから
本気で止めた方がいい。
まぁ「関東の人間にＩＭＰの場所がわかるかえねぇだろ！言ってやるから
場所教えろよ！」なんて「お前何のためにネット繋いでるんだ」と
可愛そうな物を見る目で蔑んで見てやりたいような発言する人間なので
みちのくからも追放されれば良いなと思う今日この頃。

今日は以上！

追伸：新たに「みちのく応援隊」なる馬鹿登場。みちのくの質を落とす行為ナリ。