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カテゴリ:園芸
中日春秋 (書写) ドジャースへ日本の至宝冬将軍 米大リーグのロサンゼルス・ドジャースのオーナー補佐だった故 アイク生原さん(1937年~ 92年)は日米大学野球開催など日米交 流に尽くし、日本で野球殿堂入りした。長嶋茂雄さんらとも親しく 、中日の米キャンプ実現にも協力。米マイナーリーグに留学した若 き日の中日・山本昌投手を指導し開眼させた話は有名だ▼アイクは 愛称で本名は生原昭宏。福岡出身で亜細亜大で監督をした後、本場 で勉強したいと28歳で渡米した▼ドジャース傘下の球団で選手のス パイク磨きから始め、人種差別のせいか「お前が磨くと打てなくな る」と言う選手もいたらしいと妻・喜美子さんが評伝に書いている ▼球団に献身した故人も喜んでいよう。大谷翔平選手(29)がドジ ャースに移籍する。約1015億円という契約額だけでなく10年契約 という長さに驚く。年齢からして骨をうずめる気なのだろう▼アイ クさんの没後の95年、野茂英雄投手がドジャース入りしたが、オー ナーは獲得時に「アイクがいたから」と語ったと伝わる。日本人へ の信を築いた人だったようだ▼中日でキャンプ限定の臨時コーチも 務めた。星野仙一監督はスタッフとして招聘を検討したが、日米の 球界に欠かせない人ゆえ「オレが独占しちゃいけない」と思いとど まったという。そこまで評価された人が愛した球団に日本の至宝が 行く。野球の神様の采配と思える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.12 05:00:02
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