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カテゴリ:園芸
中日春秋(書写) 「あすのば」で子育て救う秋高し 能登半島のまちで子どもを育てるひとり親の女性は元日の地震で 自宅が損壊し、避難所を転々とした。ホテルに身を寄せていた時は 駐車場代などもかかり家計は楽ではなかったという▼地元に戻った が、勤め先は客の減少で閉鎖。ハローワークで新しい仕事を見つけ たが、先の能登豪雨で職場は水に漬かった▼幸い、同じ会社の別の 職場で働くことになったが、遠隔地のため、またしばらく地元を離 れる。子どもは近くに住む親に預けるが、やはり心配だという▼女 性の話は、困窮する子育て世帯を支援する東京の公益財団法人「あ すのば」代表理事、小河光治さんに聞いた。震災時に輪島、珠洲な ど3市3町にいた、家計の苦しい子育て世帯が対象の「あすのば能 登こども応援給付金」を贈った1人という▼夏に始めた事業で寄付 が原資。申し込んだ家庭に子ども1人あたり3万円を贈る。たった 3万円かもしれないが「思っている人たちがいます」と伝えるお金 。先の女性も喜んでいたという。受給条件などはウェブサイトに詳 しいが、今月末までの受給申し込みも、原資となる寄付も増やした いという。輪が広がればと思う▼「あすのば」は「明日の場」のほ かに「アス(us)=私たち」と「ノバ(nova)=新星」という意もある という。輝くべき子どもたちとともにいるのは私たち―。いくばく かの優しさで寄り添える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.03 05:22:43
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