カテゴリ:中学受験
今思うと本当に恥ずかしいことなんですけれど ここが四日以降の受験スケジュールを立てていながら 心の底では、ここを受験することはないと思っていました。 それまでの志望校模試の結果からいっても、 最後上り調子だった偏差値からいっても、 過去問の相性からいっても、 他は駄目でもここだけは大丈夫みたいな確信めいたものがあったのです。 この日記をご覧の方にもまだ、現実が受け入れられないという方も いらっしゃるかもしれませんね。 母親は子供の前では、女優でいられます。 私もそうでした。 四日の朝は、それまでのどの日よりハイテンションで 明るくふるまっていたような気がします。 そして、控え室でふとひとりになった時にぼーっと放心状態になって。 ハラハラ涙だけが流れてきて。 そんな私を励ましてくれたのが、ふと目にとまった手帳の あるの説明会での先生からのメッセージでした。 「中学受験は、親子で同じ目標を達成するために 一緒に過ごすチャンスです。 安全な道だけを求める人は、そういう人生を歩むことになります。 若い時にあえて険しい道を選び、時には挫折を味わうことが 必ず将来プラスになってその子に返ってくるでしょう。 万が一、バツになった時、どれだけ子供を受け入れられるか。 大人が微笑みをもつこと。 親はでんとかまえたふりをしてください。 親が自分を受け入れてくれる心。 子供たちがこれを見出した時、強い絆が生まれます。 私たちは、どんな時も子供を認められるそんな大人でありたいと いつも願っています。」 自分の心が元気だった時には、心にもとめなかったメッセージ。 ああ、これは今の私のために向けてくれたものだったんだなと思い、 涙が溢れてきたことを思い出します。 今も試験会場で健気に頑張っている息子のことを 心から愛しいと思いました。 あの時の私に言ってあげたい。 一年後のユウキは笑顔でいっぱいだよって。 そして、今日も頑張っている受験生のみなさんへ。 必ずあなたに一番合った学校にご縁がありますよ。 どうか思う存分、力を発揮できますように。 みんなの下に満開の桜が咲くことを心から祈っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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