出発点出発点過ぎ去った時が 足どりを重くするけれど 俺は 俺は と言うと 死にたくなるけれど 明日も生きていることを 思うとき また一日が過ぎ去ることを 思うとき 俺は俺だ と歩き始める 今が この俺の出発点なのだと そうさ いつでも 今が出発点さ 昨日には さようなら さよならで 何も変わりはしないけど 歩いてゆくから さようなら 歩いてゆかなきゃならないから さようなら 死が突然にやってくるまで 生きているから 生きているから さようなら 俺は俺だから さようなら さよならで 何も変わりはしないけど 昨日には さようなら 俺は やはり生きてゆく (1975.7.24) |