Θ「一流の頭脳」「スマホ脳」
スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏の著作…を読んでみたいなと思った、のはJBpressの記事を目にしたからだった。 …「スマホ依存」はどれだけ人間の脳と知性を破壊しているか 4G.5G,6G…と高性能化の進むスマホの世界だが、それに依存せざるを得ない社会生活にはずっと疑問符が付いていた。 3G通信網が消滅する中で、「携帯電話」が消えていった。 TV放送もアナログ波からデジタル波に変わって、受像機も全て変わっていった。 学校教育にタブレットが導入され、行政システムのDX化が叫ばれている。 すでにデジタル技術はインフラとして根付いているし、それをベースとした社会生活を想定しての生き方を考えることが必要だろう。 その中に生まれ育ってゆく世代のことを考えると、将来の社会への危惧も浮かんでくる。 人間はアナログな生物であり、デジタル環境へは自然に対応できるわけでは無い。 欲望の資本主義が次々に生み出す「快楽」との付き合い方を心得ておかないと、感染症パンデミック以上に大きな影響を受けてしまうだろう。 手段であり人間生活を豊かにするはずの技術が、生活を支配し精神生活に害をなすとなれば、しっかりとその実態を認識したうえで対応して行かなければならない。 スマホというコンピューターとネットワークを併せ持つ「凶器」の意味を知らなければならない。 薬が毒でもあるように、ナイフが凶器になるように、取り扱いには十二分の注意が必要だろう。