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TakeshiGoto ちょっと come

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2011年07月04日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
最近の茂木健一郎さん(知り合いではないが呼び捨てにはしにくいし、「氏」を使うと殊更に反論っぽくなってしまうので「さん」を用いる)のツイートが残念でならない。


入試制度や大学を批判したものなのだが、
別に批判するなと言っているのではない。

また、現在の入試制度や大学のあり方を手放しで肯定するのでもない。


では、何かと言うと
彼のような地位も名誉も富も発言力もある人が
危急の時である今、あえて話題や攻撃の対象とすべきテーマではないと思うのだ。


別に何をテーマにしようがもちろん茂木先生(おお「先生」でいいじゃないか)の
自由だろう。が、あまりにも歯がゆい。


現在の日本において危急のテーマは
言うまでもなく「復興」と「原発」である。

そもそも復興が必要なのかどうかからスタートして
必要ならばどういう形でなされるべきなのか
そしてそれはそのまま今の日本にとってはとてつもない額の費用を費やして行われる以上
ある程度この国の将来像を反映した形でなされねばならないだろう。

一方の原発、こちらもまた危急のテーマだ。
そもそも福島原発は収まるのか、収まるのならどういう手段をとればいいのか、
放射性物質の影響は、脱原発は必要か、必要ならばどういう手立てで進めるのか
危急のテーマは山ほどある。


教育は重要なテーマには違いない。
それを否定することは私自身の自己否定にもつながりかねない。
が、教育とはその効果が得られるまでに多大な時間を要するものである。
「国家百年の計」とはよくいったもので
まさに長期的なスパンで取り組むべきテーマである。
昨日今日思いついたように語るべきテーマではないし
危急のときに論じ合うべきテーマでもない。

そもそも国家自体が経済的崩壊はもちろん
政治的崩壊や国際的地位の崩壊、さらには物理的崩壊の可能性まであるような時期に
そうしたものへの発言力を持っている人が
積極的に語るべきテーマではなかろう。


どのみち、日本は変わる。
変わらざるをえない。
いや、既に変わっている。変わりつつある。


雇用の状況、産業構造、国際的経済力
そうしたものが変われば、教育の体系も自ずと変わらざるをえない。

それでもどうしても今、変えたいのなら
追求すべきは教育官僚であり教育に発言力を持つ議員であって
そうでなければどのみち変わることはないだろう。


教育はワンクッション置いて効果が発揮されるジャンルだ。
どんなに優秀な教育者(私はそもそも何をもって教育者と言うべきかにも一家言あるが、ここは通常の意味で用いる)であっても、直接的には社会の役には立てない。
優れた教育者は優れた人材を産み育てる。
その人材がやがて社会に貢献する。
ここで初めて教育者の仕事が実を結び、綺麗事を排除すれば現実的な意味で
教育者が社会に貢献できる。


別に教育者の価値を貶めるものではない(それは私自身を貶めることにもなる)
が、現役で自らがプレイヤーになれる人は基本的には指導者にはならない。
サッカーのモウリーニョ監督のようにプレイヤー経験なしの監督もいる。
名選手必ずしも名監督ならずの言葉もある。
特に後者には私は深く同意する。
が、それでも、やはり自らがプレイすることで貢献できるのならば
そのほうが早く確実なのは間違いない。
教育者たる方々なら、このニュアンスの違いくらい分かってくださると思うのだが
この主張は、決して教育や指導という仕事の価値が
プレイヤーのそれより劣るという意味ではない。
あくまでも瞬発力であり即時性の問題に過ぎない。


特に平時であったり、これまでの日本のように
右肩上がりで人口も増加していた社会においては
教育の効果は絶大であったろう。


が、今の日本にはそれも当てはまらない。


だからもったいないのだ。
茂木先生が原発に賛成なのか反対なのか、推進派か廃止派かは知らない。


ただ、原発を論じろというのではなく
教育のそれも一分野に過ぎない大学入試のシステムや大学教育のあり方というのが
彼のような人物が、数日間続けて熱くなって語るべきテーマだとは思えない
というだけのこと。


長期的なスパンでプランを建てるためにも
この危急の状態をどうにか出来る人達には
そちらで活躍して欲しいと願う。









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最終更新日  2011年07月04日 17時08分03秒
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