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2006.04.07
テーマ：イタリアワイン大好き！(738)
カテゴリ：シチリア
 シチリアのIGT、生産者は、ドゥーカ・ディ・サラパルータ。今宵もシチリアそしてシラーです。と言ってもこれはフラッパートがメイン。フラッパートは、ヴィットーリアのチェラスォーロで有名な葡萄品種で、僕のイメージはエレガント系です。チェラスォーロの名の通り、さくらんぼのような、瑞々しい甘味と酸味が特徴です。 木製の樽を使っていないはずですが、樽で熟成したような、円やかさが感じられます。これは、フラッパート単独のステンレス発酵→熟成では、出てこないニュアンスでしょう。これがシラーかな。この円やかさを中心に、酸味や果実味や渋みが、とてもデリケートに、バランスを保っています。ある意味、個性のない構成ではありますが、これで、酸でもタンニンでも、何処かが尖って感じたら、台無しになりそうな...そんな危うさ。とてもフェミニンで柔らかでありながら、完璧主義を貫く気高さが、そこには有ります。 Megara 2002 Duca di Salaparuta お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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