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カテゴリ:トスカーナ
MdS Ppggio al Lupo2003.jpg

トスカーナのDOC、生産者はポッジョ・アル・ルーポ。テヌタ・セッテ・ポンティが手がけるマレンマ事業です。サンジョヴェーゼに少量のアリカンテのブレンドという、典型的なモレッリーノ。マッサ・ヴェッキァのポッジョ・ア・ヴェンティも、確か、同じセパージュですね。マレンマ・ブレンド。

スカンサーノを中心としたこのワインのテリトリオは、モンタルチーノの南西、南はラツィオまで連なるマレンマ地方のやや内陸部。キァンティのサンジョヴェーゼなどと比べると、酸の立ち上がり方や、タンニンが「ゆるい」のが特徴です。そのうえ、完熟度合いの高いアリカンテが「ゆるさ」を助長するので、とても親しみ易い、愛想の良い、脱力系ワインに仕上がります。ポイントは「ゆるい」ながらもしっかりと、角のあるワインに仕上がっているかどうか...ですね。もちろん「ゆるゆる」がお好みなら問題なし。

セッテ・ポンティ同様、エノロゴはカルロ・フェリーニなので、ぬかりありません。果実の健全さを示すような柔らか円やかな酸と、強めの抽出(色は濃いですよ~レ・コルティのキァンティと同じような感じです)が生み出す、やや粉っぽいですが、十分に美味しいタンニン。

1260円で買いました。安いですね~。素晴らしいワインです。ただし、抜栓初日は、粉っぽいタンニンと、酸と馴染めずにえぐく甘苦いような果実が目立って「全然美味しくない」です。十分にこなれてから飲みましょうね。

ちなみに、塩味のしっかりしたブロッコリのスパゲッティには合いませんでした。酸味の少ないワインですから、やっぱり、素直にお肉とか、煮込み料理とかが良いのでしょうね。

Morellino di Scansano 2003 / Poggio al Lupo (Tenuta Sette Ponti)





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Last updated  2007.05.05 15:33:03
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