Journal: from South TX

邦題は「トラベリング・パンツ」。
主人公達は4人の16歳の少女という設定なので、
とりたてて有名俳優はいないけれど、
カーメン役のAmerica Ferreraは
映画「Real Women Have Curves」で
ティビー役のAmber Tamblynは
TV番組「Joan of Arcadia」で見かけたことがあります。

CMかと思ったらすでに映画自体が始まっていたみたいで
最初の数分を見逃してしまいました。(最近多い…)

見る前は
「4人の少女が一緒に夏旅行に行くのかな」
と思っていたのですが、
実は夏休みをそれぞれの環境/場所で過ごし、
その4人をつなぐのが魔法のパンツ(ジーンズ)だったのですね。
4人それぞれ違った場所での違った設定を
上手く同時進行させてつなげているのが
4人の間で1週間ごとに送リ渡されるパンツなのです。

映画を見ることによって
少女時代(!)の微妙な感情を思い出させられる感じで
なんだかとても良かったです。
あまりにも素直な彼女達の感情にすっかり移入してしまい
涙ぐんでしまうシーンもしばし。
なかなかかわいらしい良い映画でした。

あ、そうだ。ギリシャのシーンがあったのですが、
その中で生タコ(海のね)を日干しにするために
洗濯ロープみたいなのにかけている場面がありました。
おばちゃんがタコの足をくるくるとロープに巻きつけていて
その様子がなかなかおかしかったのですが、
どうやらアメリカ人にはグロテスクだったようで(笑)。

ギリシャの海沿いあたりでは魚介類をたくさん食べるだろうし
日本でも特別に不思議な場面では無いのですが、
アメリカ人には「うへぇ～?!」ときたみたいで
この場面でちょっとザワザワっとしたのが
個人的にはおもしろかったです。





ちなみにこの作品はAnn Brasharesの本の映画化
というのは知っていたのですが、
3作シリーズになっているんですねぇ。

映画化された分が最初の「トラベリング･パンツ」
少女達が16歳の夏の話です。
その次が「セカンドサマー　トラベリング・パンツ」、
最後が「ラストサマー　トラベリング･パンツ」です。

　　　　　


「ちょっと読んでみようかなぁ」なんて気分です。