カテゴリ:読書について
本当は昨夜読み終えたかったのだけど
睡魔に襲われたので、 今朝ようやく読み終えた Robert Cormierの「Beyond the Chocolate War」、 「チョコレート戦争」の続編です。 Amazon.com のレビューを読むと 「チョコレート戦争」ほどのインパクトが無い、 などとマイナス意見が多かった気がしますが。 続編なので、キャラクターについては理解済みなので 登場人物が出てきてもそこまでサプライズは無い。 “チョコレート戦争”事件後に それぞれの生徒が事件からどういう影響を心理的に受けたか、 そしてどのように反応/行動していくかが とても興味深い。 「生徒の親達の声が描かれていないのが残念/ 物足りない」というレビューもあったけれど、 生徒の心情だけが描かれているからこそ 臨場感がある気がします。 だって、14-18歳の頃って、 親の声なんてバック・グラウンドみたいなもんで 学校で起こるいろいろな事に 結局は一人で挑んでいる心情じゃないのかしら。 この少年達がどこまでエスカレートしていくのか 読んでいるとゾクゾクするというか 少し不気味な気がしたりもしました。 そして最後の方でアーチーとオビーが交わす会話。 アーチーが言っている事、確かに当たっているけれど、 ここまで言える、行動できるアーチーが 本当に怖い気がします。 こういう本って結構異色なのかな。 いろいろ考えさせられるので、私は割りと好きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.02 08:38:08
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