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カテゴリ:webとパソコン
絵画が好きだが、財力がなければ美術館めぐりをして鑑賞するしかない。それも一種の道楽だろうが、pc上のバーチャルガーデニングでは、もっと安上がりに道楽ができる。それどころか、手間隙かけずに一流の絵画コレクションも可能なのである。
ところが、ネット上のそれを邪魔して、敢然と立ちふさがっている化け物がいる。著作権という名の、紐付きネズミ講である。登録会員になって金銭を負担しなければ好みの画像も鑑賞させないぞ、という例のやつだ。 これには更にオマケがあって、金を払って画像鑑賞が出来ても、自分のpcに取り込んだそれをネット公開する、などというのは許されない。つまり画像を買ったわけではなくて、束の間の鑑賞権を買っただけなのである。画像データは、pcのソフト類と同じ扱い、つまり貸与なのである。pcを破棄するときは、その画像データも返却するか破棄しなければならない。 違法な画像や映像のデータを無料で提供してくれる奇特な人種が多数居なければ、ネット上の絵画鑑賞といった道楽は、いかほどつまらないものであることだろうか。 ところで、この画像は、もともとバーチャル世界のものではない。小生が実物を購入して持っているサンホンビン先生の絵画を、小生が自分で写した写真である。だが、これを公開して問題がないのかどうか、ちょっと考えてしまった。 絵自体を不特定多数の公衆の前に晒すことは、なんら問題がない。これは小生が所有している個体のナンバーが入った本物の物体であるし、第三者に鑑賞させる権利も含めての購入だからである。破壊しようが燃やそうが、勝手である。 しかし、この絵にデフォルメを加えて、これが「サンホンビン先生の絵画です」として陳列したらどうなるだろう。自分の作品にデフォルメを加えられた先生は怒るのではあるまいか。というのも、デジカメで絵画を撮影するというのは、「必ずある種のデフォルメを生じる」からである。しかもそれが許されないのであれば、わずかでも肖像権のあるあらゆる物を写した写真は、全てデフォルメ罪ありということになり、ネット世界はいよいよ寂しいものとなる。 したがって小生は、これは小生が所有する絵を小生が自ら写真に撮った「小生のオリジナルもの」だと主張したい。これはサンホンビン先生の絵そのものではなくて、我が家の仮想庭園風景の一部、つまりバーチャルガーデンの一部であると高言することにしたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月27日 21時22分42秒
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