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2007年02月14日
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カテゴリ:庭園論
 或る人の口伝は言っている。
 そがわけ(岨崖?)の石は屏風を立てるようなもの(姿)。筋交い、戸を寄せ掛けたような、きざはし?を渡しかけたようなもの(姿)。
 山のふもと、ならびに野筋の石は、群れた犬が伏せたようなもの。野ブタが走り散るようなもの。小牛が母に戯れるようなもの(姿)。

 およそ石を立てるという場合、それが荷車いっぱいであれば、追う石が7,8杯あるべきである。たとえば子供たちが「とてうとてうひくくめ?」という遊びをしているようなもの(姿)。

 石をたてるのに、三尊仏の石は立ち、品文字の石は伏せるというのが普通である。また、山受けの石(山を支える石?)は、山を切り立てようとするところには多く立てるべきである。柴を植える庭に、(境界が?)続くところには、山と庭の境に柴を植え尽くし、軒庭には、忘れざまに高くない石を据えてみたり、伏せたりもするべきである。 

 また、立石に、切り重ね、被り型、桶据え、という様式がある。
 また石を立てるには、逃げる石があれば追う石があり、傾く石があれば支える石があり、踏みつける石があれば受ける石があり、あおむける石があればうつむける石があり、立てる石があれば伏せる石がある、と言うことが出来る。

 訳には自信がないが、姿形を表現するのに腐心している様が覗える。決まりきった様式を伝えているのではなくて、形の表現の心構えを述べている。だから読み方によっては全く異なる意味であるかのように読むことも出来そうである。

日中は超熱帯、早朝は0度を切るパイプハウス内部。





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最終更新日  2007年02月14日 12時20分19秒
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