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2009年09月16日
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白村江の戦いの直後、荒廃した半島の経営を円滑に進めるためにも、古い権威を立てることは必要だったのだろう。
 百済や倭国を根こそぎ解体して連れ去らせ、二度と半島で復興させないためにも必要な措置だった。百済や倭国跡地には新羅や高句麗からの移民が埋め、彼ら移民は、しかも移民ゆえに同じ新羅人から差別されたのである。新羅系の倭人が、もともと大勢いたのかも知れない。

 列島の方は、もっと厄介だった。
 居座っているのは倭人だけではなく無数の小種族である。彼らが、新羅の大王や唐の大将軍の命令に従順で、血を見ずにすんなり従う、などということは起こるはずがない。
 ほとんどの種族が納得して、ひざまづくことのできる広範囲の権威が必要なのである。
 血筋の違う新羅の大王や唐人では、この古い辰王の権威を継ぐことはできない。
 唐の王族は色目人(白人)だったし、新羅の初代大王は、巨大なシーラー船の大船団を率いて、たぶんシーラーズから海を渡って来た外来者なのである。皇后も、大船団で、はるばる海を渡って婚約者を追いかけてきた、由緒ある大国アヨドーヤの姫君だった。

 蘇氏が列島侵攻軍の総大将で、軍事力は強大であっても、半島の辰系諸族をことごとく滅ぼした人間である。列島の諸勢力が黙って従うはずはない。新羅王にしても、せっかくの利権を全部、唐の大将軍にさらわれるのは面白くないはずである。
 だから新羅王は信頼できる配下の日本人に、辰王を継がせて号令させたのである。
 小国ではあるが、やっかいな存在だった倭国を滅ぼした新羅軍の功績は大きく、蘇氏も認めるしかなかったのだと思う。それとも、蘇氏もまた、唐の王族、色目人ではなかったのかも知れない。蘇の民の将来を見据えた、真の立役者だったのかも知れないということである。


代車のボロボロ850、小生のよりずっときれいだが、ちゃち。





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最終更新日  2009年09月16日 12時10分05秒
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