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カテゴリ:車と交通
最近やっと中古軽トラに馴染んできて、カーブのフラフラと不安定な走りにもやっと対処できるようになってきた。
要は速度を落とせばいいのである。また、ブレーキを踏んでもすぐにはとまれないので、前の車との車間距離は、ボロボロの倍以上必要だ。 燃費の悪さは、こいつが過去最悪である。里山への登りや、西園への悪路に、4wdを多用するせいかも知れない。 オイラは手に入れた中古車を、とことん乗りつぶすタイプである。新車を買ったことは1度も無い。 最初の車は友人から譲り受けたカローラの1100cc、子犬の背に乗っているような感じの、きびきびと動くいい車だった。カムシャトがぶっ壊れて、エンジンを載せ換えるよりは中古を買ったほうが安いということで、30万でカローラの1200に換えた。 こいつはクーラーをとっつけたり、全塗装をやりなおしたり、とことん乗ったが、寄る年波に勝てず、中古の1600ccの、只同然のコロナに変更。 こいつは長距離ドライブに楽な車だった。しいていば、パワステがないので狭い場所での切り返しが大変だったが、車体が腐ってボロボロ落ち出しても乗っていた。 危険な通勤路を認識してから、2100ccの、帝人ボルボの240に乗り換えた。当時、中古でも200万した。 視界は悪く、坂道はロクに登らない車だったが、中世の鎧の騎士になったような気分で、絶対安全圏の装甲に守られて、250ccのバイクに突入されても直して乗っていた。 しかしついに正面から若者の暴走乗用車に突っ込まれてあえなくオシャカ。 次に乗ったワインカラーの960は、色が日本人向きではなかったので、めちゃ安かった。3000ccの快適さを、これで覚えた。フルレザーシートのロイヤル仕様だった。 しかし、こいつも真横からトラックに突っ込まれてオシャカ。コロナだと死んでいたかもしれないような規模の事故だった。 応急の代車で乗って、そのまま買い取ったのが先代のグレーの960、やはり3000cc。 やや鈍重な吹き上がりだったが、200キロまでは軽く出せる、氷の道はつるつるすべる、北欧車とは思えないような、何にもついていないセダンだった。 20万キロ以上乗ったが、いくら直しても足回りに不安が出て、やむなくリタイヤ。 今乗っているのは車屋さんに数年前只同然で落札してもらい、徹底的に直して利益も取ってもらって、中古軽トラと同じ値段を払ったv90エステートである。やはり3000cc。湘南地方出なので、ワンオーナーできれいで、外観の傷みは皆無。 サスペンションや視界は良好だが、やや内装が安っぽく、身売りした先の影響からかチャラチャラしているのと、やはり960シリーズのパワステの欠陥を受け継いでいる、亡国車である。カネもないので、足腰たたなくなるまで乗るつもり。 乗った中で最高の車を、というなら240である。安定感バツグンで、ヨタヨタの坂道であっても、乗っているのが楽しかった。 しかしユメでころがしているのは大概が、早死した友人の愛車である。 所有者はお堅い哲学教授で、おまけに大きな寺の坊主のくせに、名神を200キロ近くですっ飛ばす、とんでもない人物だった。 重いダブルクラッチ操作の必要なこの車に乗れば、せっついてきたサバンナをぶっちぎってみたくなるような車だった。スバルFF1Gスポーツという、1300cc水平対向エンジンの、ペコンペコンのブリキで出来たような軽い車。こいつは安く市販された本物のスポーツカーだったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月09日 20時54分17秒
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