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2012年06月25日
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カテゴリ:哲学研究室
  しかし何度でも繰り返したい。
 身の回りの環境的自然、なるものは、人工の照明で見るシャカ像の手のひらである。
 それが照らしている自分の手のひらくらいの支配下の範囲も、地球や宇宙も、同じく手のひらである。大日如来の手のひらを宇宙よりおおきく予想するだけ、である。
 この照明はしかも、太陽光線を使っていても、すべてのある周波数の光を投射できるわけではない。さらに、人の認識の幅も限られる。

 人は振動のごく一部を光として目で認識し、さらにごく一部を音として聞いている。皮膚で温感として受容している部分もあるらしい。
 さらに、人の認識外の振動は、いっぱいある、のである。物理学者は4種類にまとめたようだが、それを全部数え上げても、それは大日如来の手のひらでしかない。
 しかし逆に、生き物である人が認識できる、光が光となる、もとの自然な(じねんな)状態がある。
 それが闇である。そう、把握していない、わかっていない、暗黒面のフォースである。これは理念上のダークマターのことではない。

 闇という漢字に注目していただきたい。それは門にはさまれた音を示している。
 光として認識はされないが、門構えに掌握された音のような振動に見立てて、漢字を作った人々は闇を認識していた、のである。口に出して言えない塞がれた音として。
 二進法の論理では、闇は無であり、光は有である。闇は悪であり、光は善である。
 この認識は、生き物である人には通用しない、ということである。歴史の途上で、誰かが、おかしくした。

 闇夜を避けて行動することが多くなった人間であるが、人はもともと光を認識しているのではなくて、門構えの中にある音のような、みえない振動。そのみえないさまを、口に出しては言えないが、門構えで把握して認識している。
 生き物である人が認識できるのは、光が光となるもとの状態、門構えから飛び出たナニカではなく、門構えの中にあるものを門構えで把握して認識しているのである。

 環境的自然世界自身、などは、ない。
 その人工の門構えがあるだけである。あなたが自分でこさえた枠があるだけである。
 そして口に出して言えないということは閉鎖系だという意味ではなくて、私はわからない、と言うしかない(自明さ)ということである。
 闇は、闇として認識できる。しかし光の欠如としてそれを説明するには、光とは何であるかと言わねばならない、同じ問題が生じる。そして光とは何か、(闇ゆえに自明なのに)誰も説明できないのである。物理の説明は人工の純粋な光を想定したモノである。エイドスは無視してエネルゲイアにイデーを想定し、数学的対象として立てた命題とその説明であって、光の自明さの説明ではない。





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最終更新日  2012年06月25日 08時15分42秒
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