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2012年08月29日
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カテゴリ:哲学研究室
 私どもの記憶や伝承からすっかり失われているこの神は、6千年前の人類最古の文化を統べていた高名な神である。
 聖都ニップール市のエ・クル(神殿)に鎮座し、イディグラットとグラヌン、二つの大河に挟まれた豊芦原中つ国の広大な領域に点在する各国から、巡礼者を集めていた。

 この神の記憶は八百万の神々の基層に押し込められて消えたが、実は私どもの持つ諺の中に生き残っている。
 光陰矢の如し。
 諺を持つ民族は数多いと思うが、これには6千年の下地がある。但しその6千年も、あっという光と陰の間だったのである。
 
 そのあっという間のことを、6千年前の人々が諺にした。
 エンリル・ティ、という諺である。エンリル(神)の矢。
 ここに当時の主人・リル神についてのヒントと神の秘密がある。それについて考えてみたい。
 常識や知識を期待する人は、読んでもムダである。本稿は哲学、であり、無知を見出すことが目的である。

 古き神々についての解説書には、それが自然神であったとか、絶対神であったとか、思慮も無く無秩序に述べられている。
 しかし神々には本来序列はなく、また人智で対象化できる存在でもない。西洋の造物主とも全く違う。
 自然というナニカ未知なる物を想定して当てはめたり、絶対の存在に仕立てて臨在することはできないのである。特に、ユダが言うような、存在者の存在などという神は居ない。
 但し、人はその神について、これを捌く能力がある。これだけは確かである。
 捌けなかったら、悪霊と神を、より分けて祀れない。





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最終更新日  2012年08月29日 06時17分10秒
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