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2012年10月29日
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カテゴリ:政治経済
 海軍省は海軍大臣がトップの内閣の省である。軍政や人事などを職務とし、海軍軍政の管理が仕事である。軍令権は持たないのである。一方、軍令部の方は天皇に直属し、海軍全体の作戦・指揮を統括する。

 つまり構造的に二つのトップ機関があり、業務は重ならぬよう縦割りにしてあったが、軍令部が作戦指揮をやるには軍政や人事を検討せざるを得ず、海軍省が軍政や人事をやるには作戦や指揮のやりかたを検討せざるを得なかったのである。
 命のやり取りをする、陸軍ほどの深刻な対立には至らなかったようであるが、やはり軍閥を生む母体だったわけである。

 そして戦時には連合艦隊司令長官を置いてこれに指揮・展開を任せたが、作戦目標は軍令部が立案していた。この構造も奇妙なものである。これが敗因の一つでもある。
 そして実は、もっと奇妙なものが日本にはあった。いや、今もある。
 それは陸軍の偕行社と海軍の水交社である。幹部の親睦会とされるが、実態はさだかでない。これも表に出てこないが、どう見ても曲者なのである。

 水交社跡は、日本のフリーメイソンの中核となる「日本グランド・ロッジ」として残っているという。
 つまり海軍のこの親睦団体は、日本のフリーメーソン会の拠点でもあったのである。
 このフリーメーソンがまた、サッパリわからない団体なのだが、山本五十六提督がフリーメーソンであったことは有名である。海軍幹部には大勢のメンバーが、居たのである。

 何やら裏歴史めいた内容になってきたが、教科書に書かれない事実である。
 ペリー提督(もちろんフリーメーソンである)以来、日本のかぶる波風の背後には、このメーソンが必ず居る。そして、ロスチャイルド家も居るのである。
 日露戦争の借金を、誰が立て替えたのか思い出していただきたい。

 あの日露戦争は、大勢の貧民の血を吸っただけではない。貧しい日本に巨大な借金をも背負わせた。
 そしてその借金がちゃんと配当付きで返せるように、米国大統領が活躍したことをも、である。戦争で帳消しにしようとしたが、ならなかった。





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最終更新日  2012年10月29日 07時12分45秒
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