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カテゴリ:政治経済
あくまで科学的知見の中立性に拘ろうとする危険な人々が居る。あるのは政治経済的判断のみであり、科学的判断といった、そんなものはないのに、である。
原発が断層の上にあるか否かを、それが危険の差し迫った活断層なのかどうかの判定をやっているようだが、命題に疑問を感じざるを得ない。 13万年前の破砕帯で、活断層ではないから安全、と誰が言うのか? 危険なのは破砕帯の活断層ではなくて、原発の方なのである。 命題の基礎が間違っていると思う。 そもそも、地すべり地帯の上に原発を置いた責任は誰が取るのか。単なる地すべりにすぎないのだから安全だと誰が言うのか。 科学的判断という名目で、実際には巨額のカネをもらって政治判断をするのだろうが、直接の責任は、原発続行を決めた人が取らされるのである。科学者はカネだけもらって責任を取らない。これではいけない。人を殺したら絞首刑になるべきである。 現場で被爆しながら放射能除去をやっている下請け作業員に被爆手当てが渡らないのに、雲の上で高額のカネをもらって科学的知見の中立性に拘っている危険な人々が居る。 科学的知見に基づく判断もまた、本人の命のかかった政治経済的判断だと認識した上でやるべきである。 危険な運転レースや、拳銃を発射して強盗を捕まえる現場の警察官と、なんら職業的差異は無いのである。 科学的知見の中立性や聖域など、ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月05日 07時20分47秒
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