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カテゴリ:政治経済
日本は基本戦略を選び間違えたのだと思う。
満州帝国は守りぬくべきだったが、一度暴走した関東軍は、関東州に押し込めて一線を引くべきだった。 中国が列強に分割されないように気を使っていたが、それが仇になったことを早く悟るべきだった。 「ハル・ノート」でさえ、気をつかっている一文がある。中国でムリを押す日本の真意は、見事に米国には読み取られていた。だからその裏を企まれた。 大東亜共栄圏という、その建て前を国民が理解できず、逆に、アホな日本国民は武力で中国を併呑できるように思い込んでしまった。日本の経済的武力的支配圏のことなんだと。 いわば世界を相手に戦争せねば勝てないように持っていった、中国共産党と中国国民党、そして米国の戦略の勝利だったと言える。これは米国の「オレンジ計画」の筋書きとも一致していたようだ。 彼ら中国人は諸外国の援助を取り付けながら兵力の温存も図ってきたし、無駄な消耗戦もやっていない。特に共産党は、上手に逃げ回っていたのである。 伝統的に、広大な中国大陸を逃げ回る者は、いずれ天下を取る。これを実践した。 但し、国民党にとって、大陸を追われたことは想定外だったようだ。 中国人には不幸なことだったが、最終的に共産党だけが大陸の実権を握った。そして文化大革命をやって、紅衛兵という子供を利用して反対派文化人を見つけ出し、皆殺しにしていった。 一説に、揚子江が埋まるほどの死者が流れていたという。 カンボジアで毛沢東派のポルポトがやったと同様のことを、本家でも、やっていたのである。中国共産党というのは、革命と称して大政翼賛を目論む、そういう恐ろしい思想を基礎に持つ連中である。それを忘れてはいけない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月09日 06時21分37秒
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